仕事

自己主張が強すぎるモンスター新入社員。専門家に聞く行動心理と対策

同僚を陥れようと…

モンスター新人「本当は逆でした。A子がBさんに毎晩電話をかけて、仕事の悩みやプライベートのことを延々と聞かせていたんです。Bさんは『A子は後輩だし、力になれるなら……』と付き合っていたそうです」  恐ろしいことに、A子はBさんが退職するようにも仕向けていたという。 「体調を崩しがちだったBさんに対し、『それは絶対に病気ですよ! 診断書をもらって来たほうがいいです! ここの病院がおすすめですよ!』とか。そして、『Bさんしか頼れないし信用している。一緒に会社を辞めて起業したい』と誘っていたそうです。なのに裏では、『営業でいちばん仕事ができないのはBさんです』と社長に伝えていたんですよ」  A子の言葉を信じた社長により、Bさんの社内評価はますます悪化した。悪行はそれだけに留まらない。

ありえない嘘で職場の空気を乱す

「A子はしょっちゅう『誰々さんと誰々さんが私の悪口を言っている』『誰々さんにこういう事をされて困っている』と周りに相談していました。しかも『会社の中では話しにくいので……』と、社外に連れ出してサシで話をしていたんですね。段々と社内全体の空気も悪くなっていきました」  最初はA子に同情していた社員たち。しかしそれも長くは続かなかった。 「相談された人たちが話を照らし合わせていくと、それぞれで話が違っていたんです。『あれ? おかしくない?』って雰囲気があやしくなってきた頃、A子が体調不良で会社を休むようになりました」  嘘がバレ始めた途端、早退や長期の欠勤を繰り返すようになったA子。結局入社から3ヵ月後、逃げるように退職していった。だが、退職間際にもひと騒動起こしていったという。
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行動が理解できない
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

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