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中卒の会社員が月数千万円稼ぐ起業家に。「好きなことで生きていく」は可能か

中卒で地元建設会社に就職。その後、漁師、大手運送会社勤務を経て、「株式会社好きなことで生きていく」を設立した異色の経歴を持つ水島翔。現在は、FXやネットビジネスで月収数千万円を稼ぐ。「好きなことで生きていく」を信条に、自分のライフスタイルや生き様を発信するこの若者は、いかにして成功を手にしたのか。

高校を中退し、中卒で地元の建設会社に就職

水島翔

水島翔氏

 はじめまして、「株式会社好きなことで生きていく」代表取締役の水島翔と言います。変わった名前の会社だと思いましたよね(笑)。たった一度の人生、自分の好きなことで生きていきたいという思いを社名に込めました。  簡単に自己紹介をさせてもらうと、僕は富山県の高校を中退し、中卒で地元の建設会社に就職しました。その会社は30歳前後の若い人が多く、休みの日にはみんなで集まって海でバーベキューしたりジェットスキーなどマリンスポーツを楽しんだりしていて、僕も海が大好きになりました。  その後は海好きが高じて漁師になったのですが、結婚して子供が生まれて「別の仕事にチャレンジしたい」「人と関わる仕事をしたい」と思って、大手運送会社の営業職に転職。そこでは約10年勤めて給料も50万~60万円と同年代に比べてもらっていましたが、身近にいる管理職の人たちを見ると時間的にも精神的にも追い詰められ、全然楽しそうじゃないし、カッコよくも見えなかったんです。  これまで無我夢中に走り続けてきて、ふと立ち止まったとき、5年後、10年後になりたい自分の姿はそこにはなかった。そこで「自分で何か始めたほうがいい」と思って動きだしました。

発信する情報が誰かの役に立つのが嬉しかった

 脱サラの道を模索し始めた33歳のとき、人気ユーチューバーの動画を見てFXを知りました。それからというもの、仕事中も食事中も動画やチャートを見ていて、あらゆる投資の本を読んで、すべての時間をFXの勉強に割いていました。  それから自分のトレード記録を残したり、インプットしたことをアウトプットするためにブログやYouTubeを始めたところ、徐々にコメントをいただけるようになって、自分の発信する情報が誰かの役に立っているのが嬉しくて、どんどん面白くなっていったんですよね。 「そこに需要があるんだ」と情報発信の可能性に気づいたんです。
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「株式会社好きなことで生きていく」を設立
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