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東大生は絶対にやらない「効率が悪い人特有の本の読み方」

「丁寧な読書」はむしろデメリットが多い

読書 絶対にやってはいけない読書法とは「わからない言葉が出てきたとき、いちいちすべてを調べたり考え込んだりする」ことです。読書中に、調べ物や考えごとをしすぎてしまうと、むしろ逆効果になってしまうのです!  そもそも、どうして「本を読むのが苦手な人」は読書が苦手なのでしょうか。僕の実体験から予想するなら「丁寧に読みすぎているせいで、読書をしても途中で意味がわからなくなってしまうから」ではないかと思います。  読書が苦手だったころの僕は「全部の文章や言葉を理解しよう」としていました。そのため、わからない単語や慣用句が出てきたらいちいち辞書を引いて調べたり、わからない文章についてずっと粘って考え込んでしまったりしていたのです。

「本を読む目的」を改めて考える

 しかし、これは読書慣れしていない人を地獄の底へと叩き落してしまう「最悪の読書法」でした。なぜなら「知らないことやわからないことについて、調べたり考えたりすること」が読書の目的ではないからです。  本を読む目的は「その本になにが書かれているかを知ること」です。「知らない言葉を知るため」でも「難しい文章を理解できるようになるため」でもありません。  読解力をつけたいなら、本を読むよりふさわしい方法があります。知らない言葉が知りたいなら暇なときに単語帳でも眺めたほうがいいでしょう。  難しい文章をスラスラ読めるようになりたいなら、適当な参考書を買ってきて勉強すればよいのです。
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「なんとなく内容がわかる」で十分
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