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東大生が感動した「読みやすいのに、簡単に理科の知識が身につく本」ベスト3

○『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』山口悟著

身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた

身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた

「いきなり一冊目から『化学式』なんて難しそうだな」と思われたかもしれません。ただ、この『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』を読むうえでは、前提知識はそこまで必要ありません。H2OとかCO2とかいうとアレのこと、くらいの認識で大丈夫です。  僕たちは、日常生活でも化学式を目にする機会は多いはずです。ニュースをつければ「地球温暖化のためにCO2削減を~」と言われていますし、コンビニで飲み物を買おうとすれば”H”と大きく書かれたパッケージの水素水が目に入るでしょう。  とはいえ、水や二酸化炭素など以外の化学式は意外と目に入らないのではないでしょうか? 考える機会もあまりないかもしれません。

楽しく日常に結びつけながら化学式を学べる

 例えば、みなさんは塩と砂糖の化学式を知っていますか? それぞれ、塩は”NaCl”、砂糖(スクロース)は”C12H22O11”と表します。塩の化学式は中学校でも扱いますが、砂糖はあまり聞きませんよね。  これらの化学式や、その構造を見ているだけでも「こんな形をしているのか!」とビックリさせられます。  さらに、この本では化学式から発展してさまざまなことを学べます。たとえば、「塩と砂糖が水に溶けやすい理由」を知っているでしょうか? 両方とも、水に溶けやすい粉末ですが、溶けやすさの理由は塩と砂糖でそれぞれ違うんです。  楽しく日常に結びつけながら化学式を学べます。この本を読んだら、台所やリビングにあるものが、違って見えるようになるかもしれませんよ。
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キモいのに不思議な魅力がある生き物
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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