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東大生が「食べ放題で“原価”を計算する人は頭が悪すぎる」と考える理由

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

「食べ放題」への向き合い方ににじむ価値観

東大 食欲の秋、皆さんは楽しまれているでしょうか? 僕は、つい最近までダイエットをしていたのですが、秋の味覚を楽しむために、いったん食事制限を解除してしまいました。何を食べてもおいしい季節ですから、ついつい食べ過ぎてしまいます。  僕のように食いしん坊な方にとって「食べ放題」や「ビュッフェレストラン」などは天国のような場所ではないでしょうか。一定の料金を払って入場したら、あとは何を食べても無料なんて、あまりにも魅力的すぎます。  さて、そんな食べ放題に行くと必ず出現するのが「食べ放題の料金分の元を取る」という勢力です。「このお肉はメニュー表でだいたい○○円だからお得!」や「この料理は値段が安すぎる!」のように、食べ放題に来てまで値段を気にしてしまう人っていますよね。

食べ放題で「原価」を気にする人は残念

 たしかに原価を気にしてしまう気持ちはわかりますが、僕には「なんて残念な人たちなのだろう」と思えてなりません。彼らがケチだと言っているのではなく、彼らが「自分たちが何にお金を払っているのか」に気がついていないからです。  お金を費やして何かをするときに「何のためにお金を使うのか」を見誤ってしまうと、損をします。「元が取れている/取れていない」にこだわりすぎて、本来楽しめるはずのビュッフェを楽しめなくなってしまうなんてことになりかねません。  今回は、お金を使う際の「目的意識の重要性」についてお伝えします。
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お金の使い方には価値観が色濃く出る
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