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「自分はおじさんじゃない」と思っている“アップデート中毒おじさん”。イケおじとの違いは?

政治家や著名人の失言、おじさん構文の炎上など、非難を浴びることの多いおじさん。下の世代からの揶揄にとどまらず、手を取り合うべき同世代から嫌われてしまうことも。中年男性500人へのアンケートと識者取材から、嫌われるおじさんのタイプを導き出した!

若さを求めるおじさん嫌い

アップデート中毒おじさん 健康的な肉体に焼けた肌。流行に敏感で若者のトレンドも掴んでいる―。“イケオジ”と表裏一体に存在しているのが「アップデート中毒おじさん」だ。 「ブランド物で全身を固めたり、ジムでパーソナルトレーナーをつけたりと金銭的に余裕のある勝ち組が多いです。若くありたいという願望が強く、SNSも使いこなしています。感度が高く余裕のあるイケオジとして認められる人がいる一方で、それらの振る舞いが裏目に出てしまうことも。  昭和クローンおじさんを“ザ・おじさん”とするならば、いつまでも若くいたいアップデート中毒おじさんは対をなす“アンチ・おじさん”と言えるかもしれません」(博報堂生活総合研究所・前沢裕文氏) 【関連記事】⇒嫌われる中年男性の特徴。なぜ、彼らはウザいアドバイスを押し付けてくるのか?

イケオジとの違いは?

 では、イケオジとアップデート中毒おじさんとの違いはどこにあるのか。「自分本位な姿勢」だと指摘するのは、営業企画会社・おくりバント代表の高山洋平氏だ。 「単純な話ですが、いくら流行していても、活字が苦手な人に『自己啓発本を強要』するのは効果的じゃない。もし相手が漫画好きだったら、『美味しんぼ』を勧めたほうが何かを吸収してくれるかもしれない。相手のことを考えずに自身の感度の高さや若さを押しつければ、嫌悪感を抱かれて当然です」 「横文字ビジネスワードでマウント」や「『鬼滅の刃』など流行に例えて話してくる」も場面を間違えればただの“知ってるアピール”にすぎない。この自己アピール欲を満たしたいがために、プライベートでは「飲み会でMC気取り」や「2次会、3次会は当たり前」といった嫌われ行動をとってしまう。 「同僚や後輩にいくら『若い』『面白い』と言われても、それは身内の忖度にすぎません。一度一人で知らない飲み屋に行ってトークしてみることをオススメします。そのおじさんの本当のレベルがわかるはずです」  とアドウェイズ人事推進室シニアストラテジストの西久保剛氏は語る。アップデート中毒おじさんの自己アピールは飲みの席だけにとどまらず、「自撮りを投稿」や「本の感想を投稿」とSNSでも発揮される。いつまでも若くいたいという気持ちは尊重するが、自己アピールに巻き込まれてしまっては堪らない。
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場面別、嫌われおじさんの特徴
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