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スマホ、コードレス掃除機etc.安いバッテリーの“出火リスク”に要注意

自宅に置いてあるコードレス掃除機から…

コードレス掃除機

コードレス掃除機の非純正バッテリーパックを買ったばかりににっちもさっちもいかなくなってしまったケース

 最後に怖い話をひとつ。2021年10月29日、総務省はコードレス掃除機用非純正のバッテリーパックについて注意喚起を行った。ダイソンのコードレス掃除機向けの非純正バッテリーパックから火災事故が多発しているというものだ。  もちろん、リコールされてはいるのだが、充放電していない状態でも発火のリスクがあるというので、廃棄せず保管するようにと指示が出された。リリースには以下のようにある。 「本バッテリーについては独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による調査の結果、充放電していない保管状態であっても、基盤上の部品が発熱・発火する可能性があることが、本日(10月29日)付で確認できており、大変危険な製品です」

PSEマークの確認は必須

 廃棄方法を決定するまで、金属製の容器に入れて保管しろということだが、自宅に置いておくのは怖すぎる。安かろうと買ってしまったばかりにどうにもならなくなってしまうのだ。リリースでは輸入した企業が2社紹介されているが、すでにその内の1社は倒産しており、本製品を購入してしまった人は気が気でないだろう。  以上のように、リチウムイオン電池を搭載する電気製品を買うときはPSEマークを確認。予備や交換のためにバッテリーを買う際も、少々高くても純正品を購入すること。火事に巻き込まれないためにも、ぜひ覚えておいて欲しい。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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