ライフ

東大生が感動した「読みやすいのに、驚くほど思考力が伸びる本」ベスト3

○『アイデアのつくり方』

ジェームス・W・ヤング著(CCCメディアハウス)
『アイデアのつくり方』

『アイデアのつくり方』

アイデアのつくり方』と聞いて、ドキッとした方はいらっしゃいませんか? どうにもこうにもいい発想が降りてこず、ずーっとやきもきしてしまうなんてこと、ありますよね。  この『アイデアのつくり方』では、「どうすればアイデアを閃くことができるのか」について解説されています。しかも、たった5つのステップを踏めばよいというのです。  これまでは神に祈るくらいしかなかったのに、5ステップでアイデアを生み出すことができるようになるなんて、大変お手軽ですよね。  結局、「新しいアイデア」といっても、まったく完全に新しい何かが生まれることはほとんどありません。どんなに斬新で画期的に思えても、そこに至るまでには必ず架け橋となる前提の知識や状況があります。

手持ちの知識同士の組み合わせが新たなアイデアを生む

 それでは「新しいアイデア」の正体とは何なのか? ずばり、自分の手持ちの知識同士のスパークによる衝撃です。 「このピースとこのピースを組み合わせると、こんな形になるのか!」という発見こそがアイデアの正体であり、その材料となる知識がなければ、アイデアは生まれてこないのですね。  しかも、この本、大変薄い! 僕の持っている版では、前書きや解説など除けば50ページ程度しか本文がありません。そんなに文字が細かいわけでもないので、1~2時間もあれば十分読めてしまいます。  漠然と思考の海を漂いながら、新大陸発見を願うばかりだった方には、これ以上ないほどに頼れる「思考の羅針盤」となるでしょう。
次のページ
「自分の頭で考える」の本質
1
2
3
4
5
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

東大式節約勉強法東大式節約勉強法

目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載


人生を切りひらく 最高の自宅勉強法人生を切りひらく 最高の自宅勉強法

週3バイトしながら東大に合格した著者が明かす「最高の勉強法」


東大合格はいくらで買えるか? (星海社 e-SHINSHO)東大合格はいくらで買えるか?

東大生100人調査でわかった教育投資の正解 (星海社 e-SHINSHO)


記事一覧へ
おすすめ記事