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東大生が感動した「読みやすいのに、驚くほど思考力が伸びる本」ベスト3

○『東大思考』

西岡壱誠 著(東洋経済新報社)
『東大思考』

『東大思考』

 皆さんは「頭のよさ」ってどうやったら身に着くと思いますか? 勉強すればいいんでしょうか。それとも、完全に才能でしょうか。  たしかにこの2つの答えは両方とも正解のように見えます。実際、知能については親の遺伝や環境によるものが大きいというデータも出ているようです。しかし、もとは賢くなくてもやり方次第でどうにかなる、なんて方法もあります。 『東大思考』著者の西岡壱誠さんは、本格的に受験勉強を始める以前はなんと偏差値35しかありませんでした。偏差値35は難関大学への受験を考えている場合、相当ヤバい。全体の下位6~7%に位置していることを示す状態です。  しかし、彼は、そんなところから受験生の中でも上位1%以下の人しか入れない東大に逆転合格してしまったのです。

頭がいいヤツの方法を丸パクリする

 彼の語る「頭をよくする方法」は単純にして超合理的。「自分の頭が悪いなら、頭がいいヤツの方法を丸パクリすればいい」ってことなんです。 「何言ってるんだ」と思われるかもしれませんが、これは非常に画期的です。頭がいい人の考え方を研究して、同じように考えられるようになれば、それは結局、「自分の頭がよくなった」のと一緒のことですから。  思えば、野球とかサッカー、音楽なんかでもそうですが、理想のフォームや音色なんかを研究して、そこに近づけるようにトレーニングしますよね。これはつまり、「型」を参考にしながら練習するってことです。  彼はこれを勉強についても導入したんです。では、肝心の効果はどれほどあるのか? それについては彼の東大逆転合格を見れば明らかでしょう。  東大生作家の先輩である西岡さんとは活動を共にする中ではありますが、ひいき目抜きにぜひおすすめしたい一冊です。   とにかく手っ取り早く頭がよくなりたいなら、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
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