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東大生が感動した「読みやすいのに、驚くほど思考力が伸びる本」ベスト3

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

「思考の進め方」を磨くためにやるべきこと

 皆さんは「考える人」をご存じでしょうか? ロダンによる彫刻作品で、頬杖をつきながら考え込む人の様子が見事に描写されています。 東大 この彫刻の影響なのかはわかりませんが、僕は「考える」というと「考える人」のようなポーズをして考え込むイメージをしてしまいます。  たしかに頬杖をついてうなりながら考えるというと、なんだか効果がありそうな気がしてきます。極論を言えば、どんなに落ち着きがなくても、思考が進んでさえいればそれが一番いいんですけどね。  むしろ、問題なのは「考えるポーズ」ではなく、「思考の進め方」のほうです。どうやって考えを進めていくのかわからないと、いつまで経っても思考が終わりません。

「考え方のフォーマット」は誰でも習得可能

 よく「頭がいい」や「頭の回転が速い」と言われているように、思考は才能によるものだと思われがちです。たしかに思考のめぐるスピードや発想力については才能による部分もあるでしょう。  しかし、僕は「思考の進め方」については技術だと思っています。脳みその出来具合で変わるのは「考えるスピード」であって、「考え方のフォーマット」については誰でもトレーニングで習得できるのではないかと思うのです。  今回は僕がとても参考になると感じた「思考力を鍛える本」を3冊ご紹介します!
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アイデアを閃くことは難しくない
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