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「とあるGAFA勤務」氏のテレワークと両立できる投資術。月間5%以上も

データから損切りと利確の目安を算出

常勝トレーダー

逆張りする場合は、最大値動きに対して「終値」が下方に乖離したポイントを狙うのが吉。図から0.4前後での逆張りが有効のため、「0.4×その直前のATR」で弾き出される値幅分、引きつけての逆張りを狙う

「その次に見るのは、その通貨ペア&時間帯における最大値動きと、『動いたあとの戻しでつけた終値』を示した③の図。売りを狙うので、終値が下に乖離しやすいポイントを探します。すると、0〜0.4前までの水準で下方乖離の傾向が強く出ていることがわかる。これが何を意味するのか? 0.4ATR分引きつけてからの逆張りで大きな値幅が狙えるってことです」  この場合は、上に引きつけてから売り。「0.4」はATRの40%分の値動きを意味するため、その直前のATRを掛ければ、引きつける値幅を導き出せる。
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過去のデータからは狙いを定めた時間帯には、0.1(10銭)上振れして、0.2(20銭)下げる可能性が読み取れる。逆張りの売りで入るため、10銭上に損切りを入れて20銭の値幅取りを狙うのが有効か

「このときのATRは12だったので、12pips×0.4=5pipsが引きつける値幅の目安。ただ、5pips以上動くとその後の戻りが弱いことが③からわかります。その次に、理論価格と実レートの乖離、および1時間の最大値動きを示す④の図もチェックする。今回は1時間で0.1=10pips上昇する可能性が見て取れたので、10pips上が損切りの目安。また、0.2下がる可能性が見えたので、20pipsが利確の目安に。仮に、利確に届かなくても、1時間の値動きからトレード方法を分析しているので1時間で手じまいます」
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①〜④から導かれた最適なトレードはドル/円の逆張り。前日日足が陽線だったので、今回は売り。利確ラインまで到達せず、1時間足の終値で手じまい

エクセルを使って自動化

 頭が混乱しそうだが、とあるGAFA氏はこれらのデータ分析を、エクセルを使って自動化。週に一度、1週間分の四本値を取り込むだけで、最新の①~④が自動表示される仕組みを整えている。 「だから、前日夜にデータをチェックして、翌日のトレードする時間を決めたら、あとは仕事に集中。1時間で完結するトレードなので、仕事に支障は出ません」  海外ファンドの契約トレーダーとしてFX取引を行っているため、その成績は毎月5%以上と堅実。少々ハードルは高そうだが、とあるGAFA氏は毎日、トレードに適した通貨ペアや時間と方向性をツイートしているので、興味ある人はチェックしてみよう。
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とあるGAFA勤務氏のビックデータ分析 3か条
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