予測通り発生し、予測を超える規模となるオミクロン株の第6波
これからどうなるか、どうするか
“Mild” but hospitals overloaded.
— Eric Feigl-Ding (@DrEricDing) December 31, 2021
“Mild” but healthcare workers burnt out.
“Mild” but thousands of flights cancelled.
“Mild” but no booster shots for kids in under-ventilated schools.
“Mild” brain damage.
“Mild” collapse of society.
…“Mild” my ass.#COVID19 #Omicron #LongCovid pic.twitter.com/N2UzTaKMbc
ο株Surgeは、日本などではδ株の10倍の速度で拡大しており、これまでの時間感覚では対応に失敗します。筆者は時速80キロの通勤電車がδ株Surgeであり、時速800キロのジェット旅客機がο株Surgeの速度であるとよく評しています。 その一方で、1月下旬から2月上旬には極大から順次減衰に転じて、3月にはかなり落ち着くのではないかと筆者は予測しています。 2022年1/11以降、大都市圏では数百人程度の集団でも空気感染の可能性が生じますので、KF94などの高性能マスク着用と換気は必須となり、勿論通勤電車でも換気と高性能マスク着用は必須となります。 また100人規模の大人数の居る屋内での飲食も感染の危険がありますので寒いですが入試などでは、厚着をして屋外で社会的距離を確保の上で飲食すべきでしょう。勿論、2月中旬までの一月はリモート就労であることが強く勧められます。 極大期となる再来週以降、二月上旬までは、数十人規模の不特定多数の人で構成される集団は原則として避けるべきです。 筆者は、大学入試共通試験と国公立大2次試験はかろうじて実施可能と評価していますが、私大入試は労働力確保と受験生の欠席率で非常に厳しいことになると考えています。 一方で、現在の統計を見る限り、δ株以前のように3ヶ月間社会が混乱することは無く、その半分の期間で済むのではないかと考えています。 ワクチンパスポートは、ο株では全く無意味です。第一世代COVID-19ワクチンは、ο株に対して感染回避有効性が非常に低く実用の域で無いことが分かっています。一方で、最新のCNN報道によると合衆国の統計では、入院者の大部分は非接種者という結果が出ており、重症化回避の有効性は対δ株よりは大きく劣っていても実用の域にはあるようです。 このようにο株Surgeでは、米英欧の事例を本邦の2週間先行事例として大いに参考に出来ます。これから1カ月、海外情報と統計に学び、できる限り用事は3月以降に延期して閉じこもることがο株Surge対策の基本です。 そしてこれが大切です。「ウイルスには、人間の都合など関係ない」。 希望的観測は一切捨て去り、防疫は、数字(統計)に始まり数字(統計)に終わります。数字の裏付けがない風聞は相手にする必要はありません。 <文/牧田寛> まきた ひろし●Twitter ID:@BB45_Colorado。著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題について、そして2020年4月からは新型コロナウィルス・パンデミックについてのメルマガ「コロラド博士メルマガ(定期便)」好評配信中
『誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?』 急速な感染拡大。医療崩壊。 科学者視点で徹底検証! |
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