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内閣官房のモニタリング検査、評価できる点もあれど、目的は果たせていなかった

第6波エピデミックSurgeの始まり

コロナウイルス

写真はイメージです

 現在、全国の15〜20の都道府県で10月末から11月初めにかけて第6波エピデミックSurge(サージ;うねり、波)が発生していると都道府県別統計からは読み取れる状況に至っています。(*参照:コロナ第6波はすでに始まっていた!統計から導かれる事実|日刊SPA)  その一方で20〜25の県では第5波の減衰が継続しており、統計上の終息に至っている県も見られます。但し、終息段階において検査を減らした結果、市中感染者を見落としているだけと考えられる県が多数あるため、筆者はまったく楽観していません。  全国では既に第5波の減衰速度は衰えており、現在の介入水準での自然終息は、大変に難しいです。また、新規感染者数が減衰中なのに死亡者数が僅かながら増加に転じているという説明困難なことが生じています。
日本における日毎新規感染者数、死亡者数の推移2020/9/1-2021/11/22

日本における日毎新規感染者数、死亡者数の推移2020/9/1-2021/11/22/新規感染者数(青)と死亡者数(黄)は片対数(左軸)/新規感染者数の7日変化率(赤)14日変化率(灰)は、線形(右軸)/ <出典/NHK集計データより>

 勿論、現在日毎新規感染者数が1〜2ppm(ピーピーエム;百万分の一)と、昨年7月来の低い値ですので高性能マスク着用と換気、社会的距離の維持を徹底すれば、仮に第6波エピデミックSurgeが成長を始めてもしばらくの間は社会的行動制限を要さない程度には安全です。

「好評」なモニタリング検査

 さて10月に配信した記事のように、本邦では今年から内閣官房による14都道府県でのモニタリング検査(2/22〜)と東京都によるモニタリング検査(4/1〜)が行われ、市民に好評です。  これらのモニタリング検査は、エピデミックの変化を早期発見するもので、実施場所は非公表としてほぼ毎日移動しながら街頭及び大学などの参加団体で唾液検体PCR検査を発症していない通行人に対して行っています。勿論無償で、本人にも結果が知らされます。  無償で検査を受けられるので若い人を中心に現役世代の市民に好評で、検査会場に偶然行き当たると検査する人が結構居るようです。但し検査会場は毎日移動しているとのことで、場所は非公表です。  郵送方式の唾液検体PCR検査は、郵送料を含めて3,000円程度ですが、公衆衛生と防疫のど真ん中の事業ですので本来は国や自治体が無償で提供するものです。そういった視点からもこの事業は、当然実施されるべきものです。
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第6波の発生をモニタリング検査は検知出来たか?
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誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?

急速な感染拡大。医療崩壊。
科学者視点で徹底検証!

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