アメリカの「イベルメクチン使用で緊急入院増加」騒動とはなんだったのか?
「イベルメクチン」を巡る大騒ぎ
<*「あなたは馬ではありません」 コロナ治療目的での家畜用医薬品服用、米当局が警告 2021/08/23 CNN> この問題を指摘したのは、オクラホマの救急医Dr. McElyeaへのインタビューを報じたオクラホマ地元放送局のローカルニュース*ですが、意図しない形での配信、拡散が世界中で行われたため大幅加筆**されています。 <*Patients overdosing on ivermectin backing up rural Oklahoma hospitals, ambulances 2021/09/01 KFOR Oklahoma City> <**More of Dr. McElyea’s Interview with KFOR 問題を指摘した医師のインタビューTV放送分詳細> この報道については、相変わらずの面々の匿名・偽名・顕明のネット医者集団(自称「医クラ」)がイベルメクチンの臨床研究者への誹謗中傷を大合唱し始め、次いでDr. McElyeaの所属が問題の病院でないという続報(KFOR報道を原典としたガーディアン記事*のUp Dateによる)で当該記事自体を「デマ」扱いする人が多く現れるなど、おおもとのKFORによる報道に遡及しない罵り合いへと発展しました。現在も「医クラ」と称する「デマバスター」気取りの国策翼賛エセ科学・エセ医療デマゴーグ達による、最前線の研究者やCOVID-19臨床の最前線医療従事者への根拠薄弱な誹謗中傷が続いています。 <*Ivermectin misuse adding to Covid pressures at Oklahoma hospitals, doctor says 2021/09/04 The Guardian>You are not a horse. You are not a cow. Seriously, y'all. Stop it. https://t.co/TWb75xYEY4
— U.S. FDA (@US_FDA) August 21, 2021
何が起きたのか?筆者は報道に笑い転げ涙を流した
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まきた ひろし●Twitter ID:@BB45_Colorado。著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題について、そして2020年4月からは新型コロナウィルス・パンデミックについてのメルマガ「コロラド博士メルマガ(定期便)」好評配信中
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