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クロネコヤマトが空を飛ぶ?「JALvsANA」は新たな局面に

ANAとJALを比較すると…

JAL 日本航空 JALは貨物専用機を持っていませんので、この間、国際線での貨物便の収益の金額ではANAと差を開けられています。  2021年度第3四半期の連結決算で比べると専用機を持たないJALの国際線での貨物収入は1,333億円、貨物機を持つANAHDは2,376億円と役2.3倍の差になっています。  しかし、国際貨物便収入の伸び率を見てみると、JALは19年第3四半期の累計447億円→21年第3四半期の累計1,333億円と3倍に急拡大しています。貨物専用機を持つことないJALは、自社の旅客機を貨物便として活用したり、他社貨物機を利用することで、貨物便を積極的に運航し収入をアップしてきました。  今後、クロネコヤマトと連携することによって、リスクを抑えながらも、慎重に貨物輸送の需要を取り込む戦略に期待できそうです。
馬渕磨理子

馬渕磨理子

<文/馬渕磨理子>
経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi
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