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山本舞香が語るイメージと演じるということ

座長としての松岡昌宏のスゴさ

山本舞香――三田園薫(通称・ミタゾノさん)を演じる、主演の松岡昌宏さんとは、’12年に同局で放送されたドラマ『13歳のハローワーク』ぶりの共演だそうですね。  『TOKIOカケル』(フジテレビ系)などのバラエティ番組ではご一緒してたんですけど、お芝居をするのは10年ぶりです。松岡さんはすごくアドリブを入れてくると聞いたので、結構ビビってます(笑)。 ――10年前は、山本さんも芸能界デビューしたばかりですよね。  だからすっごく生意気だったと思います(笑)。自分のことしか考えてなかったわけじゃないけど、いっぱいいっぱいで周りが見えていなかったですね。その頃に比べたら、少しは周りのことが見られるようになったかなと思います。 ――松岡さんにはどんな印象を持っていますか?  見た目、ちょっと怖いじゃないですか(笑)。でも、お話するとめちゃくちゃ優しいんですよ。みんなに愛される人だなと思います。 ――『家政夫のミタゾノ』シリーズは、コロナ禍にリモートドラマを制作したり、人気ドラマのパロディシーンを盛り込んだり、制作スタッフにも遊び心を感じます。  そうなんですよね。『13歳のハローワーク』でご一緒していたスタッフさんもいらっしゃいますし、すごくいい現場になりそうだなと思います。でも、ミタゾノがいい現場になっているのは、座長としての松岡さんの振る舞いのおかげだと思うんです。私は主演ではないですけど、スタッフさんやキャストのみんなに「山本舞香と一緒に仕事ができて良かった」と思ってもらえるようになりたいですね。

『王様のブランチ』卒業後の心境

――前回SPA!に出演していただいたタイミングは『王様のブランチ』を卒業した時期でした。番組出演がなくなって、どんなことに費やす時間が増えましたか?  やっぱりお芝居に集中できるようになりましたね。家でも台本に集中できるし、お芝居のプランもいろいろ考えられるようになりました。 ブランチの共演者の方、スタッフの方にはめちゃくちゃ感謝してるんですよ。それまではインタビューでも、「はい」とか「いいえ、違います」くらいしか言えなかったけど、生放送で鍛えられたおかげで、こうしてしゃべれるようになったし、舞台挨拶でもいろいろと話せるようになりました(笑)。
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「毒舌」のイメージがあるけど……
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