お金

“FIRE達成”する人たちの共通点。年収500万円以下の会社員は意外と多い

固定費が低くてもケチケチしているわけではない

街並み では、彼らは倹約アスリート並みにケチケチしているのか? というと、実はそうでもありません。  固定費が低い理由として地方に住んでいて家賃が安い、持ち家で家賃が掛からない、お米や野菜などを無料もしくは安価で手に入れられる、車を所有しない……他にも色々ありますが、彼らは無理して節約をしてストレスのある生活をしているのではなく、好きな物やサービスを買い、仕事を辞めて自由な生活を手に入れて毎日楽しく暮らしている。

欲しいモノは買うけど、不要なモノは買わない

 蓄財優等生タイプの方々は欲しいモノは買うけど、不要なモノは買わないというイメージです。例えば、車は必要じゃないか? と思うかも知れませんが、彼らにとっては固定費が高くなってしまうし、健康のためにも歩くのが趣味だ! くらいに思っています。我慢して車を所有していないのではなく、純粋に不要と思っているのです。  一方、事業で成功して圧倒的にお金持ちになった方々は、経費として認められる部分も大きいので、お金の使い方が豪快です。どちらのタイプも人生を楽しんでおられますし、共通しているのは、金融リテラシーが高いことです。  もしかしたら羨ましいと思う方もいるかも知れませんが、蓄財優等生タイプでFIREした方の中には、相続を受けた方も結構いらっしゃいます。しかし、いくら大金を得たとしても、金融リテラシーが低いとお金を減らし続けて溶かしてしまいます。実際に相続や宝くじ、仮想通貨などで大金を得た人が3年以内にその資産のほとんどを失うという話はよく耳にします。  資産運用するための原資を大きくした方法は人それぞれですが、FIREを達成する方に共通しているのは「金融リテラシーの高さ」と「固定費の低さ」です。読者の皆様もこの2点を磨き続ければFIRE達成がグッと近づくと思います。参考になれば幸いです。 <文/山口貴大(ライオン兄さん)>
金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。2021年10月4日(証券投資の日)に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)がある。
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