エンタメ

上原浩治の“書道アート”が大反響。原愛梨のスランプを救った「母の言葉」とは?

SNSを使い分け、書道家としての活動を積極的に発信

初個展

初個展「零ーはじまりー 書道アーティスト 原愛梨展」のキービジュアル

 今年5月には初個展「零ーはじまりー 書道アーティスト 原愛梨展」を開催し、ひとつの集大成を迎えた。  また、いろいろなSNSで書道アートにまつわる情報発信も積極的に行っている。
作品

初個展で展示した「Life is wonderland」。ウォルト・ディズニーが大事にした4つのCであるCuriosity(好奇心)、Confidence(自信)、 Courage(勇気)、 Constancy(継続)に4つの季節、トランプの4つのマークを世界観にはめ込んだ作品

「TikTokは一目でわかるような作品を投稿しているんです。若い方が知っているようなキャラクターを書いたりしています。Twitterは野球ファンが多く、その作品を中心に投稿していて、Instagramは自分の作品集のように位置づけています。YouTubeは書道家としての制作風景やパフォーマンスの裏側を発信し、書道家が普段やっていることを映像として発信できるように意識していますね」

書道をもっと身近なものにし、文字の素晴らしさを伝えたい

NYタイムズスクエア

2022年4月に行ったNYタイムズスクエアでのパフォーマンス

 さらなる活躍が期待される原さんへ、最後に今後の展望を伺った。 「書道は平面だけでなく、立体やデジタルなど可能性は無限大にあります。これからも、新しい表現への挑戦や流行りのNFTアートなど、自分の興味関心の赴くままに作品づくりをしていきたい。また、海外へも積極的に出ていき、世界で活躍する書道アーティストになれるよう、精進していきたいと考えています。何気なく発する言葉は、人を傷つけてしまったり、逆に人の心を動かすこともできる。  私自身、使う言葉には気を遣いますし、書道を通して文字の素晴らしさを伝えていくのを心がけています。そして、書道は敷居が高く見られがちですが、書道アートであればもっと身近に感じられると思うんです。家に気軽に飾れたり、日常生活で身につけたりと、もっと書道アートの裾野を広げ、書道を身近に感じてもらえるようにしていきたい」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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