上原浩治の“書道アート”が大反響。原愛梨のスランプを救った「母の言葉」とは?
SNSがきっかけで有名になるアーティストも珍しくない昨今。自分の活動をアピールするべく活用している人も多いが、有象無象のアカウントが存在し、日々さまざまな投稿がなされていることからも成功のハードルは上がりつつある。自分の才能を知ってもらうのはそう容易いことではない。
原さんは2歳から書道を始め、20年以上にわたってその道を歩み続けている。
3つ年上の姉が書道をやっている姿を見て「自分もやってみたい」と思うようになったのが、書道との馴れ初めになっているそうだ。
「親の教えで『やるからには1番を目指しなさい』というのがありまして。習い事として始めたというよりも、本気で取り組んで大会で優勝する意気込みを持って、当時から書道に打ち込んでいましたね」
そう語る原さんは、まさに“練習の鬼”と言えるほど、昼夜問わず書道に夢中になった。週3回は書道教室に通い、土日は毎週12時間の練習を行っていたそうだ。
教室がないときでも、合間を見つけては書道にひたすら明け暮れた。
こうした並々ならぬ努力が身を結び、幼稚園の頃からさまざまな書道大会で幾度となく受賞していたという。
「最年少で文部科学大臣賞を受賞させていただいたんですが、それは席上揮毫(せきじょうきごう/会場で課題の字を書くこと)の大会でした。全国の小中学生が集まり、書道の腕を競うわけですが、ぶっつけ本場で文字を書かなければならない緊張感を乗り越え、受賞することができたんです」
努力を惜しまず、書道と真剣に向き合ってきた原さん。
数々の大会で優秀な成績を収めてきたことで、高校2年まではまさに順風満帆に進んでいたのだ。
そんななか、「書道」と「絵」をミックスさせた独自の世界観を作り出す書道アーティストの原愛梨さん(28歳)は、SNSでスポーツをモチーフにした書道アートを投稿したところ大ブレイク。いまや日本のみならず、海外からも注目を集めているのだ。
幼少期から書道と向き合い、文部科学大臣賞を受賞するなど輝かしい実績を残してきたが、一時はスランプに陥り、筆を持つ手が震えてしまうほどだった。そんな原さんを救った、母からかけられた「ある言葉」とは?
じつは原さん、元銀行員でもある。今回は、書道を始めたきっかけはもちろん、銀行を辞めて書道アーティストとして一念発起し、世界で活躍するまでの道のりに迫った。
幼少期から書道の練習に明け暮れていた
数ある書道大会で受賞を連発
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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