お金

ユニクロ、円安でも業績絶好調の陰に“90年代名作格ゲー”の世界観

他企業は”ユニクロ化”できるのか?

 現在日本国内では円安と原価高騰、二点の課題に多くの企業が直面しています。その中で海外に製造拠点を依存することの多いアパレルは特にダメージの大きな業種のひとつです。そんな中、ユニクロは好調を維持しています。では、他の国内アパレル企業がユニクロと同様の手法ができるでしょうか?  筆者の答えは「なかなか厳しい」というものです。  特に、国内展開のみの企業はいきなり海外進出するのは難しく、さらに販管費を抑えるのも簡単な話ではありません。  つまり、一口で“アパレル業界”と言っても「ユニクロか、それ以外か?」というくらいに両者はまったく違う立ち位置である点は改めて強調しておきます。  今後は、アパレル業界に留まらず、小売業全般においても海外展開企業の優位性が増していく可能性もあります。  はたして、円安、原価高騰のピンチにおいて、ユニクロ以外に勝つ企業は出てくるのか?筆者は”ユニクロより強い奴に会いに行く”準備はいつでも整っています。<文/馬渕磨理子>
経済アナリスト/一般社団法人 日本金融経済研究所・代表理事。(株)フィスコのシニアアナリストとして日本株の個別銘柄を各メディアで執筆。また、ベンチャー企業の(株)日本クラウドキャピタルでベンチャー業界のアナリスト業務を担う。著書『5万円からでも始められる 黒字転換2倍株で勝つ投資術』Twitter@marikomabuchi
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ