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「餃子の王将」値上げラッシュの苦境に“逆王手”をかける過去最高売上のナゾ

外食チェーンを襲う値上げによる売上減

餃子の王将〈値上げのお知らせ〉。  いつも通っているカレーつけ麺屋、コンビニで見かけるスナック菓子、通販でいつも買っている化粧水…。最近、こんな告知を見ることが増えていないでしょうか。  いま、約1万品目を超える値上げが家計に大打撃を与えています。納豆やカップヌードルなどの庶民の味方の定番品や、発売開始以来ワンコイン100円で親しまれてきたセブンイレブンのセブンカフェのほぼすべての商品、36年の歴史で初となるローソン「からあげ君」など。今や、値上げされていない商品を探すことが難しいほどに幅広く値上げが実施されています。  値上げが消費者の懐を苦しくするのは言うまでもありません。これは、値上げする側である企業側も同様。値上げによる売上低下に企業側も戦々恐々としているのです。  そんな中、異質な存在を放っている企業があります。それが、あの「餃子の王将」を展開している株式会社王将フードサービスなのです。  値上げに負けない王将、その秘密に迫ります。

「ギョーザ値上げ」したのに客数売上増。なぜ?

 餃子の王将は5月14日に値上げを実施し、餃子や炒飯などのグランドメニューの約2割が従来よりも税別20円から30円ほど高くなりました。一般的には値上げをすると客足が遠のきますが、餃子の王将では真逆のことが起きています。  6月2日に公表された月次売上高(速報版)によると5月の売上は単月で最高となる73億8400万円。前年同月比で見ると120.3パーセント、コロナの影響を受けていない2019年同月と比較しても111.3パーセントと大幅な伸びを見せています。  株価も売上に呼応するように好調で5月6日では6110円でしたが、6月6日には6920円と7000円台が手に届くところにまで伸びています。また決算資料を見ると、2023年の業績は過去最高を更新し、900億円を突破する見通しを立てています。  つまり、今後も値上げによるマイナスはほぼなく、むしろ売上を伸ばすことができると予測しているのです。多くの企業が値上げの影響を懸念している中、餃子の王将はなぜ好調を維持することができ、そして今後も継続できると考えているのでしょうか。
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そもそも、客数が増えていた!
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