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出産後のワンオペ育児に限界寸前、夫の一言に救われた

 夫婦共働き世帯は年々増え続けている。とはいえ、お互いが仕事に追われる状況にもかかわらず、家事・育児の分担がうまくいかずに「自分ばっかり!」と不満を感じている妻は少なくない。  とくに出産後は慣れない育児に日常が一変し、ストレスを抱えている人もいるだろう。  そんななかで、今回は夫の言動に「神すぎる!」と感動し、見直したというエピソードを紹介する。夫婦円満に過ごすための参考になる部分もあるかもしれない。

「ひとりになりたい」を叶えてくれる夫に感謝

子育て

写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)

「娘が産まれたとき、夫の仕事は忙しく、休みは日曜日だけ。帰宅は夜の22時、23時が当たり前でした」  こう話すのは、田中育子さん(仮名・30代)。公園遊びや散歩など、どこかしらに連れて行く日々が続いていた。 「ママ友の親子と遊んで楽しく過ごしてはいました。ただ、娘の要望を聞き続けることにだんだん疲れてしまって。もちろん、娘はこちらが疲れていてもお構いなしです。また、ひとりの時間がまったくないことにもストレスを感じていました」  ほとんどの家事・育児をひとりでこなしていることにも不満を抱いた。それが爆発しそうになったとき、「ひとりになりたい」と夫にお願いしたそうだ。

“子どもは思い通りにはいかない”と実感した夫

「夫は、娘を連れて休日の朝からお出かけしてくれました。『晩ご飯は外で食べてくるから作らなくていいからね』とまで言ってくれたんです」  途中で電話がかかってくることもなく、その日は自宅で久しぶりにひとりの時間を過ごせた田中さん。「ゆっくり過ごせてリフレッシュできた」と話す。  しかし、娘と夫は朝8時から夜20時まで出かけており、こんなに長い時間をふたりで過ごす機会は今までなかったため、どう過ごしていたのか気になって仕方がなかったという。 「夫に聞くと、『常に娘のトイレのことを考えていたのに、タイミングが合わなくて漏らしてしまった』そうです。ちょうどおむつが取れてしばらくの頃だったので、トイレのタイミングは常に気をつけている時期でした。夫は、『ずっと娘のことを考えて一緒に行動しているあなたは偉い』と言ってくれました。一日娘と過ごしてみて、自分の思い通りにいかないと実感したようです」
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子育ては完璧にはできないけど…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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