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香川照之が銀座クラブで性加害…ホステスが客のセクハラを注意しにくい事情

新規客ならば再三の注意で“出禁”に

夜の店 一方、都内のキャバクラに勤務するリナさん(仮名・22歳)はキャバクラでの客からのセクハラに対してこう話す。 「私の勤めるキャバクラでは客に少しでも触られそうになったら、手を上げて黒服を呼びます。すると、飛んできて注意してくれますね。1回や2回の注意ならまだしも、さすがに3回以上続くと強制退店になります。  ただし、そうなると、大半の客は逆ギレしますね。私も新規の客に何度も胸を触られたことがありますけど、注意してもやめないので店長を呼んで退店するように伝えてもらうと『誰がお前なんか触るか、ブス!』と逆ギレされました。出禁にしたところでスッキリはしないんですよね……」

厄介なのは指名客からのセクハラ

 また、新規客は出禁にすればその場は収まるが「厄介なのは指名客からのセクハラ」とリナさんは語る。 「指名してくれているお客さんとなると、店側も注意しづらい。一応、注意はしてくれますがお客さんに『まぁまぁ、これくらいいいじゃん!』と言われると、どうしても強く出られなくなります。なかには、お詫びとしてシャンパンを卸してくれるお客さんもいます。そうなると、セクハラは嫌だけれど、売上のためなら多少は我慢しないといけないのかなと思うこともありますね……」
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売り上げのためには我慢?
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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