更新日:2022年09月17日 09:54
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秋競馬で注目の穴5頭。人気になりにくい「秘密兵器」を競馬予想家が指南

父を彷彿とさせるスピードに注目!トウシンマカオ

 4頭目はトウシンマカオ(父ビッグアーサー・牡3歳)。  現在7戦2勝となかなか勝ち切れない現状に加え、父ビッグアーサーもG1こそ勝っているものの繁殖牝馬に恵まれているとはいえず、どちらかといえば地味な存在なのがこのトウシンマカオ。  ただ、実力は確かなものがあり昨年暮れの朝日杯FSでは見せ場十分の6着と健闘。当時の勝ち馬はその後ダービーを勝ち凱旋門賞にも挑戦するドウデュース、3着ダノンスコーピオン、5着ジオグリフもその後のG1を勝ったハイレベルレースでした。  さらにキッカケになりそうなのがスプリント路線への参戦。初のスプリント挑戦となったキーンランドCこそ4着に敗れたものの、これは大外枠が災いしたもの。父も1200mが得意だったように、この距離なら今後重賞でも戦えそうです。

牝馬路線の秘密兵器!メモリーレゾン

 5頭目はメモリーレゾン(父オルフェーヴル・牝3歳)。  これまで5戦3勝。初勝利は1200mでしたが、2勝目はマイル、さらに3勝目は1800mと距離を延ばすごとに内容が濃くなっており、今後中距離路線で出世に期待できそうな素質馬です。  レースセンスの良さに加えて追っての確実性も備えているのが強みで、多頭数の競馬も苦にしなそうなタイプ。まだまだ伸びシロがありそうで、あわよくば秋華賞戦線でも面白い存在になりそうです。鞍上が古川吉騎手というのも、人気面を考えるとプラス材料。まだまだ穴をあけてくれそうです。  以上5頭はいずれも人気になりにくいタイプ。どれだけ強くても人気になってしまっては儲からないのが競馬ですから、そういう意味でも以上の馬たちは文字通り「秘密兵器」といえる存在なので、覚えておいて損はないでしょう。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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