恋愛・結婚

恋愛のプロには「ラブラブカップルほど“破局フラグ”が立ちまくって見える」4つの理由

「全部好き」発言は冷静な状態ではなく、往々にして客観性を欠いている証拠だから

告白 ラブラブカップルに恋人のどこが好きかと尋ねると、「全部好き、嫌いなところなんてない」といった答えが返ってくることが多いです。  この発言が危険……というか、ほぼありえないことなのです。  他者を評するポイントは見た目、性格、能力、経験、価値観などにカテゴライズされますが、それらのカテゴリーごとにさらに細分化されていくため、無数にある要素の全てを好きということは、確率的に言えばかなりのレアケース。勘違いなどではなく、本当の意味で相手の全ての要素を好きだというカップルは、1万組に1組ぐらいしかいないのではないでしょうか。  ですから「全部好き、嫌いなところなんてない」発言をしている場合、まだ相手の知らない部分があることに気づいていないか、もしくは気づいていても“あばたもえくぼ”状態で、欠点がかわいく見えてしまっているだけという場合もあるわけです。 「本気度」の熱量がずっと持続するなら、相手のマイナス面も“あばたもえくぼ”として見続けられるのでしょう。が、もし「持続度」が落ちてきたことで、冷静さを取り戻して客観的視点を得たらそのときはどうなるでしょうか……。

ケンカしてもすぐ仲直りするのは“臭い物にフタ”をしているだけのことが多いから

 ラブラブカップルの場合、片方が不満をぶつけることやケンカに発展することがあっても、すぐに仲直りするというパターンが多いもの。  例えば不満を抱えている相手の顔色を伺ってご機嫌を取るような行動をしたり、もしくは夜の営みでカラダを重ねたりして、仲直りするということが多いのではないでしょうか。  しかし、実は仲直りというのは、すぐにできればいいというものではなく、そのプロセスが重要。というのもご機嫌取りや夜の営みでの仲直りは、きちんと話し合って解決策を考えておらず、とりあえず“臭い物にフタ”をしているだけのケースが多いからです。  問題点を見て見ぬふりで放置しているだけのため、またすぐに同じような原因でケンカになってしまい、結果的にケンカの頻度が多くなって、破局へ向かっていくことが多いんです。
次のページ
破局へのカウントダウン
1
2
3
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

記事一覧へ