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パスタ、そば、豚の角煮…。必ず食べたい「東京競馬場グルメ」ベスト3

第1位 豚や(ぶたや) 豚角煮丼

 コロナ禍で空いている東京競馬場に通い詰めた私が独断で選ぶ東京競馬場グルメベスト3の、栄えある第1位は……豚や「豚角煮丼」です。
競馬

TARO氏イチオシの豚角煮丼。濃い目のタレと豚の角煮と卵が絶妙なハーモニーを奏でてる逸品 
写真/TARO

 フジビュースタンド2F、メモリアルスタンドへと続く通路の手前にひっそりと構えるのがこのお店。どうやら同じお店が1Fにもあるようですが、こちらの方が1号店(?)のようです。  このお店、正直言って少し地味です。競馬場内の煌びやかなスポットからは少し離れた場所にあるからでしょうか。  しかし、その実力には一点の曇りもなし! 馬に例えるならば最低人気でフェブラリーSを勝ち、翌年には1番人気で再びフェブラリーSを勝ったコパノリッキーのごとく。  豚の角煮というワードを聞くと私のような中年手前の人間は、「少し重たいのでは……」と警戒感をむき出しにしてしまうのですが、この「豚や」の豚角煮丼はまったくしつこさがありません。だからといって物足りないわけでもなく、濃い目のタレと豚の角煮と卵が本当に月並みですが絶妙なハーモニーを奏でているのです。さらに味を引き立てるのが白髪ネギ。ネギとキノコの美味しさがわかると大人になったような気がするのは私だけでしょうか。

柚子胡椒の“味変”で美味しさのダメ押しを!

 いや、もう既にこの時点でノックアウト寸前なのですが、ダメ押しが路傍に咲く花のように慎ましく添えられた柚子胡椒です。あぁ、なんてアナタは謙虚なのでしょう! 豚の角煮に少しだけ、ほんの少しだけつけてお口にイン。むむ……まさにこれが「味変」というやつでしょうか!?  私、40手前にしてついに、つけ麺屋でしか見たことがない味変とやらを知ってしまいました。ピリリと刺激的な柚子胡椒と豚の角煮の甘味が……。  いや、もうこれ以上語るのは饒舌が過ぎるというものでしょう。是非、続きは聖地・東京競馬場で楽しんでいただければと思います。  以上、東京競馬場グルメベスト3でした。なお、競馬場の飲食店は4レースが終わった後の昼休みに急に混み出しますので、少しでも並ぶのが嫌という方は、4レース終わりを待たずに向かうか、あるいは少し遅らせるとスムーズかと思います。 ※値段、メニューなどは最新の情報をご確認ください。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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