お金

パテックフィリップは1年で約1000万円値上がり。2022年度の腕時計相場は

値下がりとはいえ

パテックフィリップノーチラス5711/1A-010-この1年の動き(最安値ベース)

 ここで重要なのは、「値下がり」となったモデルの多くは、値下がりしたといってもその相場は2021年水準と比べると高かったという点です。値下がりしたモデルの多くは、今年2月頃までに急上昇した経緯があるため、下落といっても“2022年2月までの急上昇分がなかったことに”といった感じでした。  ですから、多くのモデルは「値下がり」となった後でも、今年1月水準並という価格帯をキープしていたわけです。

7月頃からはもっと安くなった

 ただ、7月頃になると「2021年12月水準以下」となるモデルが、ちらほら見られるという状況に変化。それ以前よりも値下がりが進行してきたと感じられる出来事が起きたといえます。そして、8月になると、さらに「2021年12月水準以下」といったモデルが増えていき、ますます安くなっていったわけです。  そして、そういった「値下がり」は9月頃まで続き、それまで多くのモデルが「値下がり⇒また値下がり」というような値動きとなっていたといえます。
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10月になると
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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