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パテックフィリップは1年で約1000万円値上がり。2022年度の腕時計相場は

値下がりとはいえ

パテックフィリップノーチラス5711/1A-010-この1年の動き(最安値ベース)

 ここで重要なのは、「値下がり」となったモデルの多くは、値下がりしたといってもその相場は2021年水準と比べると高かったという点です。値下がりしたモデルの多くは、今年2月頃までに急上昇した経緯があるため、下落といっても“2022年2月までの急上昇分がなかったことに”といった感じでした。  ですから、多くのモデルは「値下がり」となった後でも、今年1月水準並という価格帯をキープしていたわけです。

7月頃からはもっと安くなった

 ただ、7月頃になると「2021年12月水準以下」となるモデルが、ちらほら見られるという状況に変化。それ以前よりも値下がりが進行してきたと感じられる出来事が起きたといえます。そして、8月になると、さらに「2021年12月水準以下」といったモデルが増えていき、ますます安くなっていったわけです。  そして、そういった「値下がり」は9月頃まで続き、それまで多くのモデルが「値下がり⇒また値下がり」というような値動きとなっていたといえます。
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10月になると
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