もし目当てのマシンを確保できなかったら、パチスロのゾーン（大当り抽選確率が高い）狙い、またはパチンコの遊タイム（仮天井機能）狙いなどに徹するのが賢明だろう。自分は優秀台を打ち切るタイプだが、元旦の朝方と晩飯時は「もうすぐ天井なのに、いいの？」といった目を疑うような台を見かけることもあるらしい。 　それと、抽選人数の少ない地域を調べておくと、困ったときに重宝する。特に伊勢神宮よりも南に位置する志摩市は狙い目だ。地元のお客さんがメインで、通常営業に近い還元率に期待できる。 　身も蓋もないことを言ってしまうと、勝つことだけを考えるのならば、前日の餌巻き（オールナイト営業で遊んでもらうために、30日は還元率を高くする店が多い）を狙うのが得策だ。ただ、ロマンを感じるあの空気感を、一度は味わってほしい。 　そしてパチンコだけに夢中になるのではなく、三重県を堪能してはどうだろうか。鳥羽水族館、ナガシマスパーランド、志摩スペイン村など、テーマパークが充実しているので、これを絡めて店選びをすれば楽しさが格段にアップする。入場料を払えないくらいスッテンテンに負けてしまったら、また来年、この記事を思い出してほしい。 文／ミネッチ技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ（パチダンTV）は特に人気があり、70万回再生を超えた。