お金

三重オールナイト営業で“勝率87%”を誇るパチプロが「勝てる立ち回り術」を徹底解説

 三重県のパチンコ店は「伊勢神宮の参拝者にトイレを貸しますよ」という素敵な名目で、大晦日の朝から元旦の夜まで38時間ほどブッ通しで営業する風習がある。これはユニバーサルスタジオジャパンのカウントダウン2023よりも12時間ほど長く、何気にそれっぽいマスコットキャラクターに会えるし、有名パチンコライターさんにも遭遇できる。  とはいえ、親友にアドバイスを求められたら、「オールナイトだけはヤメておけ」とか、「年を越せなくなるぞ」と、後ろ向きなことを伝えるだろう。そりゃそうだ、ほとんどの店が全力のボッタクリ営業をしかけてくるのだから。  それでも年末になると恋しくなるのだ。唯一無二の空気感を味わいたくなるのだ。だから、もし勝負を挑むならば、どうか聞いていただきたい。オールナイト営業であっても7勝1敗の好戦績を収めている私の立ち回り、それと経験談を。

前日までの事前準備と移動手段

ミネッチさん

オールナイト実戦に過去8回挑み、7回プラス収支を記録しているパチプロのミネッチ氏

 まず頭に入れておくべきは、「どこのパチンコ屋に観光客が密集するのか」といったことだろう。伊勢市に集まりそうな気がするが、そうではない。大阪や名古屋からアクセスの良い桑名市、四日市市、あとは津市などに他県ナンバーの車が増える。欲望に溢れた街となるため、前日の夜から300人ほどの行列ができたこともある。  そのため、入場方法だけは事前にチェックしておきたい。トランプを楽しむ人、寝袋で就寝する人、彼らを見て「仲間と一緒なら、並ぶのも楽しそうだな」と思うわけだが、さすがに風邪をひきそうなので自分は抽選の店を選ぶ。並び順の店を選ぶ方は、どうか徹底した防寒対策をしていただきたい。

効率の良い下見の方法

 
オールナイト

2018年12月30日の下見の様子。もちろん当日になって状況が変わることもあるが、前日の下見はオールナイトで勝つために欠かせない

パチンコ専用の地図を事前に作成しておけば、効率良く店まわりできる。まずは、カーナビやスマートフォンのMAPを立ち上げて、「パチンコ」とキーワード検索する。そのなかで気になる店をピックアップして、順路を決める。  他よりも還元率が高い傾向にあるグランドオープン店や、リニュアルオープンから間もない店は必ずチェックしておきたい。狙い台の設置場所、ラムクリア(天井や遊タイムのゲーム数がリセットされてしまう)の有無、これらを把握しておけば、大晦日の朝イチから的確な行動ができる。
次のページ
勝つ方法をパチンコ・パチスロ別に徹底解説
1
2
3
4
勝SPA!
おすすめ記事