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大手メーカーを退職して飲食店店長に…36歳男性「転職成功」の意外なワケ

一番のコンプレックスだった薄毛治療に挑戦

前田広一朗さん

長年のコンプレックスに向き合うことを決めた前田さん

 そんな折、オンラインサロンに入ったことが、長年コンプレックスだった薄毛と向き合うきっかけになったという。 「知人だった作家の権藤優希さんのオンラインサロンに加入したんです。そこに入ってくる会員さんは、みんな僕と同じように仕事は頑張っているけれども、恋愛には何かしらの悩みを抱える人ばかりでした。  でも、サロンの活動を通じて、今まで恋愛は『顔がいい』『家が金持ち』『背が高い』という持って生まれた才能や環境で決まると思っていたのですが、大人になってからも努力次第である程度改善できるものなんだと知って。『だったら、僕もできることをやろう』と思って、一番のコンプレックスだった薄毛治療に取り組むことを決めました」

医師からは「最初の3か月を我慢できるかどうか」

 いざ、AGA治療を決意してからは徹底的に情報をリサーチし、自分の予算や行動範囲を鑑みて、クリニックを決めたという。 「毎月の治療費は、診察料と薬代で2万~3万円ほど。30代サラリーマンには決して安い金額ではなかったですが、『飲み会を4~5回我慢すればいいじゃないか』と思い切りました」  実際に治療に臨むに当たって、医師に最初に言われたのは「最初の3か月を我慢できるかどうか」との忠告。 「一定期間は薬を飲み続けないと、AGA治療は効果が出ない。でも、治療費もそこそこ高いので、治療を始めてすぐに効果がでないと、『どうせ意味がないんじゃないか』と治療を諦めてしまう人が多いそうなんですね。  だから、最初の3か月は効果が一見感じられなくても、薬を飲み続けるのが肝心だと担当の先生に言われました。正直、僕も最初はただ毎日薬を飲み続けるだけで意味があるのだろうかとは思ったものの、先生の言葉通り、4~5か月目くらい飲み続けたら、髪の毛が増えていきました」
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AGA治療を勝手にやめたら衝撃の展開に…
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