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馬券の達人が選ぶ「競馬の難読レース名」ベスト5!「燧ケ岳特別」ってなんて読む?

4位は地名として有名な「東雲」

第4位 東雲賞  続いては、「東雲」賞です。  地名としては比較的よく使われているので、なじみのある方も多いかもしれません。 「しののめ」と読みます。  東雲は東京都江東区の地名として今でも使われていますが、かつては全国各地に同名の町村が存在していました。半世紀以上も前になりますが、東雲村は秋田県や山梨県、京都府に存在したようですし、東雲町や、東雲という地区の名前は現在でもいくつか残っています。  競馬ファンにはなじみ深い府中市が東京だけでなく広島にもあるように、東雲という地名も全国各地に点在していた歴史があるのです。  ちなみに東雲の本来の意味は「夜明けの空が東方から徐々に明るんでゆく頃」を表現する、情緒ある古語です。

静岡県西部の旧国名「遠州灘」

第3位 遠江ステークス  続いては、「遠江」ステークスです。  これは知らないとほぼ読むことができない、超難読レース。正解は、 「とおとうみ」ステークス  とおとうみ=遠江は、現在の静岡県西部の旧国名。遠州灘ステークスというレースが今でも行われていますが、この遠州の遠の字は遠江の遠でもあります。その昔、都に近い琵琶湖(近淡海)に対し、浜名湖を遠淡海(とおつおうみ)と表記したことが、その名前の由来のようです。  最初は全く読めなかったのですが、確かにパソコンに打ち込むと変換されます。読み方を調べたことで一つ賢くなれた気がしたレースでした。なお、今年の遠江ステークスを制したドンフランキーは、今後も注目の4歳のダート馬です。
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名は体を表す!?  3歳ダート界屈指の出世レースも難読
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