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馬券の達人が選ぶ「競馬の難読レース名」ベスト5!「燧ケ岳特別」ってなんて読む?

名は体を表す!?  3歳ダート界屈指の出世レースも難読

第2位 鳳雛ステークス
競馬

2022年の鳳雛ステークスを制したのはハピ。チャンピオンズカップでも3着に入り、2023年の飛躍が大いに期待されている一頭だ。

 さて、残るは2つですが、第2位は競馬ファンにもお馴染みかもしれません、「鳳雛」ステークスです。3歳ダート路線の重要な一戦で、昨年はチャンピオンズCでも3着に好走したハピが制した出世レース。正解は、 「ほうすう」ステークス  こちらも知らないとなかなか読めないかもしれません。かくいう私もこの読み方は競馬で覚えました。三国志に詳しい方ならそちらを通じてご存じの方もいるでしょうか。  ちなみに言葉としての意味は、「伝説上の霊鳥である鳳凰の雛のことで、転じて、将来がたいへん有望な若者を指す言葉」だそうです。鳳雛ステークスは3歳限定のリステッドで、実際に出世レースですから、まさに名は体を表す一戦といえるでしょう。

超難読のあの山は、登山の難易度も高い!?

第1位 燧ヶ岳特別  それでは、いよいよ第1位です。難読レース第1位は…「燧ケ岳特別」です。  実は競馬における「山岳シリーズ」は難読レースが多くあります。槍ヶ岳=やりがたけ、くらいならまだいいのですが、かつて施行されていた「賤ヶ岳(=しずがたけ)特別」もかなりの難読レースでした。難読過ぎてあまり続かなかったのかは定かではありませんが、現存する中で「燧ヶ岳特別」はまさにラスボス的な存在です。正解は、 「ひうちがたけ」特別  燧ヶ岳は会津地方にある火山で、標高2,356m。これは北海道を含む東北以北では、国内最高峰とのこと。山頂は「尾瀬の展望台」とも呼ばれるほど抜群の眺望を誇るようで、今回本稿を書くにあたり調べてみると、まさに大自然&絶景です。  もっとも、上級者向けの山のようですから、気軽に辿り着けるような場所ではないのでご注意ください。登山も命がけですからね。なお、昨年の燧ヶ岳特別の勝ち馬は、ナムアミダブツでした。  以上、独断で選ぶ難読レースベスト5でした。もしすべて読めた方がいたら、もはや競馬漢字検定1級合格! といってもいいでしょう。  馬券を買って当たった外れた以外にも楽しみ方があるのが競馬のすばらしさ。なお、レース名の由来はJRAのホームページでも公開されています。是非、気になった際はチェックしてみてはいかがでしょうか。 文/TARO
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
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