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“週に一度は出社”の謎ルール。若手社員が月金に出社する意外なワケ――大反響トップ10

若手社員は「上司を避けるため」月曜か金曜に出社

パジャマの男性 “週に一度は出社”の謎ルールが生まれて以降、若い社員はこぞって出社日を月曜、もしくは金曜に設定していると言うが、その理由も全て「上司を避けるため」なのだとか。 「休日明けの月曜は上司もダルいらしく出社しない。金曜はみんな早く帰りたいから残業だったり、あれこれ指示されることも少ない。ヒマな平日に上司の近くにいようものなら、あれこれ無駄話や雑用をふられたり、大変ですからね」  上司たちは、出社している若い社員に「営業は足でやれ」とハッパをかけると言うが、そもそも営業先が対面を避けていることにも気が付かず、結局は「仕事をやった気になっているだけ」。そして、それを若い社員に「強要しているだけ」と感じている。

炙り出される“無能な上司”

「コロナ禍のやり方でもうまくいっており、実際、会社の業績は回復傾向にあります。会社は中高年社員の早期退職制度の話を持ち出してきて、対象の社員はあたふたしているようです。クビにならないためなのか、毎日出社しては意味のない作業に精を出す上司が続出しています。まあ、無駄の炙り出しといえば失礼ですが……」  2年前、ちょうどコロナが流行し始めた頃に入社した若い社員からも「今さら出社が必要なんですか?」と疑問の声が上がっている。すでに「それなら辞めます」と会社を後にした者もいるという。  いま、改めて問われている“出社”の意義。若者たちにとってリモート体制はメリットの方が大きいようにも思えるが、この感覚についていけない中高年は、今までのやり方に固執するだけでは居場所がなくなってしまう恐れもあるのかもしれない。 <取材・文/山口準>
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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