――そして、テレビ東京系で放送中の『全力で、愛していいかな？』では、恋愛ドラマにも初挑戦しています。ラブストーリーが初めてというのは少し意外に思いました。 10代や20代前半の頃も恋愛要素のある作品はありましたが、フラれる役や、部活で前に進む役が多く、成就しない役が多かったんですよ。なので、恋愛が真ん中にあるような作品というのはなかったんですよね。 ――実際にやってみていかがですか？ 毎日現場でドキドキしていました（笑）。漫画原作だから普段は言わないようなセリフがあったりするので、それがとても恥ずかしくて、照れながら撮影していました。でも、そこが漫画原作ならではのよさだと思うので、漫画のように演じられるように頑張りました。 ――『全力で、愛していいかな？』というタイトルのように、もしも愛をストレートに表現されたら、桜庭さんは嬉しいと思いますか？ ……嬉しいかもですね（笑）。今回は年上男性との恋愛物語なのですが、年上の男性ってすごく心に余裕がある感じがするし、だからこそそういうストレートなセリフをナチュラルにサラッと言ってくれたら、かっこよく見えると思います。 ――相手役を演じられた竹財輝之助さんは、桜庭さんよりもひとまわり年上の40代です。SPA!の読者世代でもあるのですが、そのくらいの年齢の男性を異性として魅力的に思うことはあるのでしょうか？ 思いますよ。今回のドラマを通して、特にそう感じました。 ――それは、竹財さんが「イケオジ」だからではなく？ いや、そんなことはないです（笑）。やっぱり身なりに気をつけていたり、自信を持っている人は素敵です。逆に「俺はもうおじさんだから」みたいになっちゃっている方のほうが、より年上に感じちゃいます。自分で心が若いと思ってる人には、そこまで年の差は感じないかもしれないです。 ――歳の差を感じさせちゃいけないってことですね。 そうですね。その努力は必要なのかもしれないです（笑）