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桜庭ななみ、30代は変化できる10年。「仕事も含めて人生設計していきたい」

30歳になって思うこと

――桜庭さんご自身も昨年30歳になりました。求められる役柄に変化を感じることはありますか? ちょうど『全力で、愛していいかな?』が30歳の役なのですが、“30歳だから”という感じはまだしてないですね。少し前にも警察の新人捜査官役だったり、後輩役をすることが多かったので、30歳になったからこそ、もうちょっと役の幅が広がったら嬉しいなと思います。 でも、いまだからできる役というのもやっていきたいんですよね。きっと35歳くらいになったら、「恋愛ってわからない」という役はできないかもしれないので、今のような不器用な恋愛の役は大切にしたいです。 ――お仕事とは別に、30代になったことの実感はありますか? 数字だけですね(笑)。それこそ、インタビューのときに「30歳になりましたけど」と聞かれることが多いので、「30歳なんだ」っていう実感はあるのですけど、特に生活も変わらず、友だちとの付き合いも変わらないので……。30歳、40歳の節目のときって、なにか感じるものなんですかね? ――そうですね……なる瞬間はちょっとあったかもしれないです。 ああ、分かります! 瞬間はありますよね(笑)。でも本当にそのくらいでした。 ――むしろ、周りの反響の方が大きそうですよね。桜庭さんを10代の頃から見てきた人が多いから。 Instagramのコメントを見ていても「もう30歳なんだ」とか「早いなぁ」みたいなのがありました。友だちの子どもとかも早いじゃないですか。「この間生まれたと思ったらもう小学生?」みたいな。そんな感覚だと思います(笑) ――ご自身の仕事の取り組み方や考え方に変化はないですか? 30歳になったからこそ、仕事への向き合い方をより深めていきたいと思っています。いままではいただいたお仕事に全力でぶつかっていく感じだったのですが、例えば、31歳にはこういう役がやりたいというようなプランを考えながら、もっと欲や理想を持っていきたいです。

結婚願望はあります

――そこにも関連するかもしれませんが、恋愛観や結婚観の変化はいかがでしょうか? それこそ、30代って女性の中でいろいろ変化できる10年だと思うんです。結婚したり、出産したり、もちろん願望はあるので、そういうことも含めて人生設計していきたいですね。でも、仕事もずっとやっていたいと思っているので……なかなか計画を立てるのが難しいです(笑)。30歳になってから一応考えてはいるんですけど、「また明日考えよ」ってなっちゃって、まだ全然プランを作れていません。 ――いまのところ、何歳で何をやりたいとかって考えていることはありますか? 具体的なものはないですけど、それこそ結婚するまでにできる役はやりたいです。たぶん、結婚したらキャラクターやイメージが変わってくると思うので、いまできる役っていうのを大切にしたくて。そのいまを積み重ねていくようなイメージですね。 ――それこそ、50代、60代の自分の姿って想像できますか? できないです(笑)。とにかくいまの30代だけ想像してます。結婚ができたらの話なんですけど、家族の物語もやってみたいし、子供を産む役もやったことはあるけど、そのときは自分の中ではまだわからないこともいっぱいあったので、いろんなことを経験して、その経験を役に活かしていきたいですね。年齢や自分の生活もきっと役に反映されてくると思うから、そういうことを考えながら30代は楽しみたいと思います。
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