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アンジュルム、変動のない1年での変化。「こんなに1年で人って成長するんだ」

個人の活動も充実

上國料萌衣

――グループ愛の強さもうかがえる一方、個人での仕事も光るアンジュルム。とくに上國料さんはCMやモデル、TV番組の出演など、多方面で活躍されていますが、最近印象的だった仕事といえばどの仕事? 上國料:マクドナルドさんのCMです。今年が4回目なんですけど、4回目はないだろうなって思っていたので、それはすごくありがたいなと思いました。しかもファンの皆さんが(CMで取り上げているマックフルーリーを)食べたよ!って、SNSでも盛り上げてくれました。そのおかげもあって、今年も出演させていただけたと思うのでとても感謝しています! ――今後はこういう仕事もしてみたいみたいというものはありますか? 上國料:私はずっとお芝居がやりたいと思っています。それが結局、歌などの表現でも変化に繫がると思うので。 ――一方、竹内さんは昨年12月にアンジュルムからの卒業を発表されました。およそ12年活動されてきたなか卒業を発表し、率直にいま思うことをお聞きしたいのですが。 竹内:まったく実感がないんですよ。 上國料:ですよね(笑) 竹内:驚くぐらいなくて。卒業のこととか、それこそちょっとふざけて「あともうちょっとしかいないからね〜」なんて言うんですけど、「本当にあと数か月後に自分はいなくなるのかな?」って思うくらいまったく実感がないですね。 ――これまでグループ名の改名やリーダー就任など、いろんな転機があったと思いますけれども、自分自身の役割についてはどのように変化してきたと感じますか。 竹内:最初に変化したのは後輩ができたときです。あとはやっぱりリーダーになったとき。それが一番難しかったですね。私は和田彩花さんというリーダーしか見てこなかったんですが、同じようにやってもできませんでした。なので、「リーダーとしてやらなきゃ」「メンバーのことを考えなきゃ」と思うことをすべてやめました。それからはもう困らず楽にやらせてもらってます。「みんなが頑張ってる」なんです。私は多分このやり方のほうが向いてるんだなって思いました。 上國料:お姉さんになりましたよね。でもお姉さんなんだけど、今までの竹内さんも変わらなくて、「お姉さん要素」がプラスされたという感じですね。 竹内:確かにちょっと……ふざけにくくなった(笑) 上國料:え! ふざけてるじゃないですか(笑) ――これまでいろんなメンバーの卒業を見送ってこられたと思いますけど、そういった方々の卒業を見てこられて、自分はこういうふうにしたいなと思うことはありますか? 竹内:最後はちゃんと歌って終わりたいっていう気持ちはあるんですけど……、多分泣いて歌えなくなると思うんですよ。今までの卒業公演では「全敗」なんです。だから95%無理かなって思ってます。 ――卒業発表の際に「メンバーの成長が感じられて」ということをおっしゃっていました。この「メンバーの成長」というのはどういうところに最も感じたのか? 竹内:この1年間、メンバーの卒業とか加入がなかったあいだに、こんなに1年で人って成長するんだっていうぐらい、グループの一体感がカチッとハマったんです。もちろん褒めても伸びるんですけど、私の経験上、悔しい思いをしたときのほうが「成長するスピード」が速いので、後輩にあえて火がつくようなことも言ったんです。アンジュルムの場合は、こっちのほうが合ってるだろうなと思っていました。だからリハーサルのときなどは、普段よりもちょっときつめに言ったりすることもありましたね。そしたら次の日のリハーサルで全然見違えるような感じでやってくれたりしたので、それを見て「もう大丈夫だな」と思いました。 ――これからは上國料さんも、より先輩的な立場でさまざまな役割を担うことになると思います。今後、自分はこういう役割を果たしていきたいという思いはありますか。 上國料:竹内さんがリーダーのときに「伸び伸びいられること」ってすごく幸せなことだと実感したので、それはなくさないでいたいなって思います。後輩にとっても居心地のいい場所になれるようにしたいなと思いますね。
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卒業後に見据える道
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