アンジュルム、変動のない1年での変化。「こんなに1年で人って成長するんだ」
昨年、二度の武道館公演を大成功させたアンジュルムが、約4年ぶりとなる待望のアルバム『BIG LOVE』を3月22日にリリースする。メンバーの上國料萌衣がテレビ番組の出演や声優、モデル仕事などもこなして活躍の幅を広げる一方、昨年12月、いまのアンジュルムを支えてきたリーダーの竹内朱莉が卒業を発表するなど、まさに“これまで”のアンジュルムの集大成でもあり、“今後”のアンジュルムを占う1枚だ。
そんな彼女たちにNEWアルバムのおすすめや彼女たち自身が語るメンバーたちの関係性、そして竹内朱莉の卒業について、ロングインタビューで語ってもらった。
――ここ数年のアンジュルムではメンバーの卒業と加入が続くなか、’22年はメンバーに変動のない1年を過ごしてきました。今のアンジュルムをひと言で例えると、どのようなグループといえるでしょうか。
竹内:私は“愛”だと思います。自分もアンジュルムのことが大好きだし、みんなもアンジュルムのこと大好きなんだなっていうのが伝わります。本当にメンバー同士仲良しなんです。なので、“愛”しかないかなって感じですね。
上國料:私もそうだと思った! 普段のステージでも自然と“愛”が溢れていると思います。笑顔でやってる曲だと、お互いのアイコンタクトなどを通して「伝わる」って言われることが多いですね。
竹内:卒業や加入でメンバーが変わっても、本当に仲の良さだけは変わらないのが不思議だなと思います。オフの日もメンバーといることが多いんですよね。2日間休みのあるメンバーがいたら、プライベートでもそのコたちだけでどっか遠くに行ったりとかしてますしね。メンバー同士で旅行とかしょっちゅう行ってるのですごい仲良しだなと思います。
――仲の良さは変わらないとのことですが、新しいメンバーがここ1年で増えたことで、逆に変わった部分はあるのでしょうか。
上國料:曲でいうとわかりやすいと思うのですが、ユニゾンの音色は迫力が変わったなと思います。以前の、先輩方がいらっしゃったときは高音が得意なメンバーが多かったイメージだったんですが、今は新しく低音が得意なコが入ってきて、すごく幅広くなったなという印象があります。だからすごくいい変化でした。
――今回のアルバム『BIG LOVE』はDisc1がシングル曲、Disc2が新曲という組み合わせになっています。どのようなアルバムなのか、注目すべきポイントがあればお願いします。
竹内:新しく収録されている楽曲が結構あるんですけど、「こういう曲のジャンルにも挑戦するんだ!」「そんなのやっちゃうんだ!」という曲が今回のアルバムには入っているところです。なかには「ロックバンドの方が歌う曲なんじゃないのこれ!?」っていう曲もあったり。以前のように声援がOKのライブが戻ってきたときにライブ映えする楽曲がたくさん入ってるので、今後のライブで歌って会場と一体になれたらすごくいいなと思いますね。
上國料:あとは新しい曲に“フェイク”が多いんです。今までフェイクが入ってる曲って実はあんまりないんですよ。今回は後輩メンバーもフェイクをやっていたりするので、そこは新しい挑戦でした。
――ちなみにおすすめの1曲は?
上國料:自分が歌っている曲ではないんですけれども、「まぁ、いっか!」が大好きです! 伊勢鈴蘭ちゃん、橋迫鈴ちゃん、松本わかなちゃんの3人の曲なんですけど、楽屋でも流していてすごくたくさん聞いてます。可愛くて純粋な、しっかり歌詞がそのまま伝わってくる一曲です。歌い方とか表現とか、それぞれの声の個性とかがすごく「ベストマッチ」していて、とてもいい曲だなと思います。
竹内:これ聞いたら本当に「まぁ、いっか!」ってなります(笑)。「まぁ、いっか!」っていう単語が好きになりました。なんかモヤモヤしたときにこの曲を聞いたら本当にどうでもよくなりますね。“癒し”です。
上國料:あとは「Sister Sister」が好きですね。アンジュルムって家族みたいなんですけど、この曲は兄弟や姉妹でしか話せないような相談事があったりする、そういう歌詞になっているので、なんかアンジュルムにも例えられるなと思いながら聞いてますね。
今のアンジュルムをひと言で例えると「愛」
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