カーライフ

“最後の純ガソリン・スーパーカー”ランボルギーニ ウラカンSTOの大問題

古典的なスーパーカーは超希少!

 ところで、現在のランボルギーニのラインナップは、フラッグシップのアヴェンタドールの生産がすでに終了しており、SUVのウルスと、小型(?)スーパーカーのウラカンだけになっている。  ウラカンのエンジンは、自然吸気5.2リッターV10。今どきターボ化もされていない古典的なスーパーカーは超希少! ウラカンも間もなく生産が終了するが、その最後っ屁の記念モデルが、今回取り上げる「ウラカンSTO」なのである。 オートクラブ シロートさんには、「ボディカラーが派手なだけ?」に見えるかもしれないが、最大のポイントは軽量化と、エアロパーツによる重武装だ。中身はウラカンのワンメイクレース車両ほぼそのままで、公道も走れるようにした超絶マシンなのである。

運転は難しい? 乗り心地は?

 といっても、ミッションはATだし、普通に走らせる分には簡単だ。音はすさまじいが、乗り心地も案外いい。ドライブモードを「トロフェオ(サーキットモード)」に入れてアクセルを不用意に踏み込まない限り、クルクル回ってガードレールに突っ込んだりすることもない。 オートクラブ
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大問題が一つだけ…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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