更新日:2023年04月23日 09:16
カーライフ

おひとり様はN-VAN、誰かと一緒ならスペーシア ベース。車中泊仕様の軽自動車選び

前席を目いっぱい倒すと…

 対するスペーシア ベースの助手席は、運転席と同じ通常タイプ。つまり定員は2人+アルファだ。車中泊する場合は、専用ボードを下段に設置して、前席を目いっぱい倒す。シート部分は真っ平らにはならないが、なんとか2人が並んで寝ることができる。
オートクラブ

スペーシア ベース

 実際に横になってみると、下半身が柔らかいシート上にくるので、真っ平らじゃないことはあまり気にならないし、おひとりさま専用のN-VANに比べると、どこかココロに余裕が持てる。専用ボードを上段に移せば、デスクにしてリモートワークも可能だ。 「でも、スペーシア ベースだとMTを選べないでしょ? 僕のN-VANは、S660と同じスポーティな6速MT付きですから。ハナから勝負になりません」(同)  職人のように、家族を見限った(見限られた)中高年にはN-VANが適しているが、まだ2名乗る可能性がある場合は、スペーシア ベースだろう。涙が出る。

【結論!】

軽バンの車中泊仕様は、中高年の秘密基地。見るだけでワクワクする。これで日本中を移動しながら、リモートワークで食っていけたら最高! なんて幻想を抱いてしまいます
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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