更新日:2024年07月18日 16:31
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半袖シャツ姿が“清潔感がない”“だらしない”と思われる人の特徴と対策

「ボタンダウン」が苦手な場合は…

今でこそ定番と化した「ボタンダウンシャツ」ですが、これは1900年ころブルックスブラザーズの3代目であるジョン・E・ブルックスが開発したもの。英国でスポーツ「ポロ」を観戦した彼は、「選手の襟先が、風で乱れる姿からインスピレーションを得た」と言われています。 とは言っても「ボタンダウンシャツは、スポーツをルーツにもったシャツ」だからこそ、苦手意識をもつビジネスマンも多いようです。そこで「もう一つのノーネクタイシャツ」を紹介します。 イタリアで人気の「カッタウェイ」です。襟の開きが180度以上あるため、第1ボタンを開けていても襟先が浮きません。これは、人間の体がカーブを描いている関係上、襟の開きが空くほど、襟先は安定するから。 ちなみに開きが180度ある水平線を意味する「ホリゾンタルカラー」も同様です。つまり、ボタンダウンシャツとは、全く異なるアプローチで襟立ちをきれいにするには、襟の開き具合がポイントなのです。

“ボタンダウンなのに”だらしない人の特徴

さて、ノーネクタイの襟先に注意を払う人は増えましたが、ボタンダウンでもだらしない着こなしになってしまうこともあります。襟の重さに、シャツ生地が耐えられないケースです。というのも、シャツは、同じ素材であっても、織り方で生地感が変わるもの。 ビジネスシャツの基本ともいわれるブロード織りは、第一ボタンを開けて着たとき「襟の重さに生地が耐えられない」のです。その結果、「クシャっと歪んでいる首元が気になる」感覚は、誰もが一度は経験されているのではないでしょうか。 “ボタンダウンなのに”だらしなく見える人は、「生地の張り感」を見落としていたのです。これを解消するために、地厚に見える「からみ織り」を選びましょう。 2本のたて糸をねじりながら横糸を織り込んでいるため、シャツ生地自体に強度があります。第一ボタンを留めずとも「襟の重さに生地が耐えやすい」のです。 ===== ワイシャツを選ぶ際、サイズや色を気に掛けるビジネスマンは多いですが、ノーネクタイの場合は「生地の質感」も見逃せません。工夫を凝らして、清潔感を担保していきましょう。 <TEXT/森井良行>
“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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