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パチンコ店のイメージキャラクターの相場は?「芸能人に半年で7000万円」払っていた時代を業界関係者が振り返る

断り続けた超大物芸人をOKさせた一言

パチンコ 80年代中盤から大ブレイクし、一世風靡した超大物お笑いコンビの一人にイメージキャラクターの話を持って行ったこともあるというA氏。ところが何度オファーしても決して彼は首をタテに振らなかった。そこで、当時彼と一緒に仕事をしていた番組プロデューサーに根回しをして、ある一言を彼に伝えてもらったところ、一転してやる気になってくれたという。 「彼はあまりパチンコが好きじゃなかったようなので、ずっと断っていたんですよね。そこで、彼がやっていた番組のプロデューサーと私も知り合いだったので、その人から彼にこう言ってもらったんですよ。『今年の所得、相方に負けてるみたいだね』って。実際その年、相方に5000万円くらい負けてて」 「ホントはパチンコ絡みの仕事はやりたくなかったんだけど、相方に負けるのがとにかく嫌で、半年で7000万円なら受けると言ってくれたんですが、クライアントの方は1年で7000万円を想定していたので折り合いが付かず、最終的に話はまとまりませんでした」

誰もが受けないと思っていたあの事務所の裏話

 また、多くのアイドルグループが所属している超大手事務所の裏話もあると語るA氏。パチンコ絡みの仕事は受けないだろうと思いつつ、ダメもとで話を振ってみたところ、なんと特定の2名なら受けてもいいという返事があったのだ。当然、ギャラは高額。ただ、その人物を起用した際の話題性を考えると決して高い金額ではなかったのだが……。 「そこの事務所の社長と会う機会があったので、『なんでパチンコ関連に所属タレントを出さないんですか?』って聞いたら、『誰も俺のところに話を持ってこないから』って言うもんだから、さっそく話を振ってみたんです。そうしたら、とある2人のタレントならOKだと。ただ、ギャラは1年契約で1億円。当時の契約料は半年で5000万円、7000万円がザラだったので、1年で1億円は決して非現実的な話ではなかったのですが……」
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事務所から提示された“まさかのNG事項”
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パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai

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