お金

パチンコ店のイメージキャラクターの相場は?「芸能人に半年で7000万円」払っていた時代を業界関係者が振り返る

新たに写真を撮り下ろすのは完全NG

 1年で1億円とはなんともバブリーな話ではあるが、いまと違って業界全体が活気づいていた当時、パチンコ店にとってはその金額でも許容範囲だった。だが、契約料以外の面でいろいろと折り合いが付かず、この話も結果的にまとまることはなかったのである。 「使える写真はすべて事務所が用意したモノ限定だったんですよ。つまり新たに写真を撮ることが許されなかった。パチンコ店としては、お店の制服を着てもらって、社名が入ったネームプレートを付けて『ようこそ〇〇へ』的なポスターを作りたいじゃないですか。それが事務所の提供写真だけだと、ネットから落としてきて勝手にやっているみたいになるので公式感が一切出ないし、なにより貧乏臭いですよね。そういったことがあって、結局この話もまとまりませんでした」

宣伝活動は景気のバロメーター

 基本的には地方ローカル局限定の話ではあるが、今でもタレント起用しているパチンコ店のCMは流れている。このようなホールの宣伝活動に関しては、ファンからすると賛否両論あるだろう。  なかには「芸能人にお金を使うくらいならそのカネを出玉に回せよ!」なんて言う人もいる。たしかにその気持ちも理解できるが、個人的には業界全体が好景気だからこそできるワケであり、「繁栄の象徴」と捉えれば決してネガティブなことではないと思うのだが、みなさんはいかがだろうか。 文/サ行桜井
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai
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