「あの人、かなり強烈ですよ」開店前からシャッターを叩く迷惑老人客に、先輩バイトが“まさかの対応”
客による迷惑行為が世間を騒がせている。テレビなどで報じられて、大きな社会問題となっているが、これらの数多く存在する迷惑客のごく一部に過ぎない。
「会社員だった父は、40代後半でいきなり芸能界デビューし、徐々にファンを増やしていった。そんな父を、母は苦労しながら支えていました」
そんな父の大ファンだったのが、某老舗喫茶店のオーナー。数年前に大病で引退すると、美月さんの父はオーナーのたっての頼みで、芸能の仕事と兼用で経営・運営業務を引き受けたという。初めての喫茶店経営を担う父を助けたいと、美月さんはスタッフとして働くことになった。
「前のオーナー時代から働いていた20代のバイト男性がそのまま在籍してくれたので、心強かったですね。他にオーナーの甥が店長になったので、芸能の仕事があるときの父は店長を彼に任せていました」
しかし、美月さんがお店に出てすぐに問題が起きたという。純喫茶Aの営業は7時から21時まで。モーニングにはトーストとゆで卵、プチサラダ、プチヨーグルト、そしてコーヒーで400円とお手頃価格。近くに総合病院があったせいか、年配の男女が多く、また近所に住む老人らが集っていた。
「早朝5時半ごろから準備をしますが、こちらはまだ仕込み中だというのに、オープン前からシャッターを叩きまくって、『開けろ~! まだか!!』と怒鳴る客がいるんです。『開店は7時です。こちらも今準備をしています』とドア越しに事情を説明しても『うるさい! 開けろといったら開けろ!』と聞く耳持たず、ますます強く叩くんですよ。本当に困りました」
大学中の留学経験を生かした英語関係の仕事や、フリーランスで営業代行などの仕事を請け負ってきた木村美月さん(仮名・35歳)は数年前に、父親が経営を一任された老舗の喫茶店を手伝うことになった。ところが、常連客の迷惑行為が連発。営業前にシャッターを叩いたり、持参のニンニクを食べたりするなど周囲の迷惑を顧みないワガママな客に困惑したという。美月さんは当時の奮闘を熱く語った。
父親が経営を引き継いだ喫茶店
仕込み中にもかかわらず客の怒鳴り声
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