更新日:2023年05月29日 15:04
仕事

現役教師が語る“民間よりブラック”な教育現場「平均4時間睡眠」「運動部の顧問は家庭崩壊する」

赴任1年目で辞める教師も…

「コロナの影響で20~22年度は中止していましたが、今年度から再開。なにせ公立は授業料無償ですし、少子化の影響で生徒を確保するのは年々難しくなってる。前の会社では営業マンだったんですけど、今のほうがよっぽどキツいですよ。来年度から担任を外れるため、入学案内の担当だけはならないように祈ってます」  そんな職場環境ゆえに赴任1年目で辞めてしまう者も。数年前には同じ教科の新人教師が適応障害で休業。畑田さんらほか教師たちで分担して授業を引き継いたが当時は入学案内の担当も務めており、「円形脱毛症ができるし、過労で体重が半年で7キロも減った」と当時を振り返る。 「私立だからもう少しラクだと思っていましたが、ここまでハードモードとは完全に想定外。教師の仕事にやりがいは感じますが、犠牲にするものがあまりに多いので……」  やりがいや憧れだけではどうにもならない厳しい現実があるのだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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