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“湾岸タワマン”購入者が考える「災害時のリスク」について。私見を語る

豊洲では2つのタワマンが大規模修繕を実施済

タワマンは建設が始まってから間もない。だから修繕ノウハウが無く、大規模修繕工事が実施されたら、費用が意外な高額になるかもしれない――。 そんな記事も見かけたことがありますが、やはり空想の産物でしょう。豊洲では既に2つのタワマンが大規模修繕を実施済です。 そのマンションでは、現在、管理費と修繕積立金がいくらになっているのか? 果たして高額なのか? と言ったらそうでもありません。

管理費と修繕積立金は「標準的な値段」

具体的に以下の2つがそうです。 ◆アーバンドックパークシティ豊洲タワーA棟・47階・60.17平米・1LDK →現在の管理費と修繕積立金は28,070円(マンションレビューより◆キャナルワーフタワーズ豊洲 9階・85.64平米・3LDK →現在の管理費と修繕積立金は32,710円(マンションレビューより) この広さで3万円前後は湾岸エリアの標準的な値段で、次の大規模修繕に向けて特別な積立金が必要になるわけじゃないことが明白です。 私がマンションの自治会に参加していたときも、修繕積立金のことが課題になったり、話題に上ったことはありませんでした。そんなことよりも庭の手入れ代に1年間で600万円もかかっていることのほうが驚きだったぐらいです(笑)。 今現在も、豊洲エリアでは、建装工業という業者さんが修繕を手掛けているタワマンがあります。アーバンドックパークシティも建装工業でした。確かに全国津々浦々の板状マンションと比べたら割高になるかもしれませんが、タワマンはタワマンですでに十分なノウハウがあり、価格も相応なところで落ち着いているのでしょう。 それより日々の快適性の方が重要ですので、多少の出費は住民も織り込み済みだと思います。
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修繕費や人口減少問題は?
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中堅出版社に25年勤務の編集者。妻、子供の3人暮らしで世帯年収は1,450万円ほど。2018年秋に豊洲のタワマンを6,000万円で購入し、現在の債務はフラット35で4,500万円を切る。Twitter:@tritonsakura

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