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中卒1億円大家の「ボロ物件を人気物件に変える」秘訣。“いい要素”よりも“悪い要素”が重要

築古物件を「借りられやすくする」コツとは?

 また、「入居付け」は仲介サイトにアップしている写真のクオリティにも大きく左右されます。せっかく物件を検索してもらったのに、掲載画像が間取り図1枚だけだったり、ボケた写真ばかりだと部屋の様子が伝わりません。  現在はネットで部屋を検索する人が多いので、どんな部屋かわかるような写真や画像を掲載しましょう。最低でも外観、リビング、水回り(キッチン、浴室、トイレ)など計5枚は載せないとダメです。  ほかに、内見で不動産屋さんが聞いた「内見者が感じたマイナス要素」を解決することも大切です。実際に物件を見た人が、「この部屋はナシだな」と思った感想はとても参考になります。  僕が扱う物件のメインターゲットは、家賃相場が安めの物件を好まれる人です。そういった人は「豪華なバスルームがなくちゃイヤだ」とか「広々としたフローリングが欲しい」といった要望を持たない人が多いです。  裏を返せば「この部屋は絶対に嫌だ」と思われなければ契約につながりやすい。だからこそ、「物件に付加価値をつける」よりも「マイナス要素をなくす」という意識のほうが、実際の入居付けに繋がりやすくなります。  特に「汚さ」には注意しましょう。僕が投資対象にしている築古物件の場合、しばらく空室だったので庭の草が伸び放題だったり、トイレに使い古された汚れがついていたりします。そういった物件でも徹底的に掃除をすれば、成約率が明らかに変わってきます。掃除は自分でできて効果も大きいのでやらない手はありません。
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「立地の悪さ」だけは直しようがない
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福岡県北九州を中心に築古戸建てやアパートを所有する不動産投資家。中卒で食品加工工場で働いていたが、20代で不動産投資を開始。有望な築古物件を見定め、最低限のDIYによって低コストで高利回りの物件へと変貌させて現在は総資産1億円超、年間不動産収入約4600万円を稼いでいる。公式LINE「DIYみわ塾

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