2020年12月、ガクト（GACKT）とローランド（ROLAND）プロデュースによるドレス・ランジェリーブランド「G＆R」は、商品デザインが海外ブランドを模倣しているという疑惑が発生し、製造メーカーがわずか3日で商品回収を発表した。 この騒動を受け、ローランドは製造メーカーとの契約を解除。一瞬の出来事だった。この件については、インフルエンサー本人がどこまで関与していたのか怪しいと言えるだろう。 デザインの模倣など、本人がプロデュースに全面的に携わっていた場合には発生しにくいと考えるのが自然だ。 ほかにも、元AKB48の篠田麻里子さんがプロデューサー兼デザイナーを務めていたアパレルブランドricoriは、一時期は東京や福岡などに店舗を構えるなど好調に見えたが、女性客からは価格が高い割にデザインは幼いという口コミが目立ち、2014年7月にはすべての店舗が閉鎖になっている。 その後、運営会社は自己破産を申請している。 このように、今やインフルエンサーがプロデュースした商品で長続きするブランドはそう多くないと言ってよいだろう。 では、どのようにすればインフルエンサーは売れる商品を生み出し続けることができるのか。