更新日:2023年08月24日 22:53
お金

指原莉乃と篠田麻里子、元AKBで分かれた明暗。プロデュース商品を“爆売れ”させる秘訣

カラコン市場は「タレントの人気投票」に

ちなみに、カラコンはEC業界においてかなりのレッドオーシャン市場だ。ためしに楽天で検索すると、事実上タレントの人気投票になっている。
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楽天市場で「カラコン」と検索した結果。タレントの画像が並ぶ

それほどタレント訴求が強い商品であるため、デザインでいかに目を引くかという戦いになっている。 言い換えれば、機能や価格で差別化することができれば、インフルエンサー頼みにならずに商品を売ることができるのだ。 本当によいものだから、ファン以外にも刺さる。それが指原さんプロデュース商品が持つ特徴である。

朝倉未来タトゥー隠しは良い例

ちなみに、ニッチな市場を狙うという意味では、朝倉未来さんがプロデュースに携わっている「タトゥー隠し」をテーマにしたインナーウェアHTF-HideTheFung-もインフルエンサーマーケティングを戦略として活用することは正しいと言える。 むろん、「タトゥー隠しアームカバー」は市場規模が小さいのは間違いない。 だが、世の中で強く求められているものというマーケットインの特徴を持つ商品ではなく、インフルエンサーが営業マンも務めるプロダクトアウトの商品だからこそ、P2Cとの相性がとてもよいのだ。当然「ブレイキングダウン」の視聴者を始め、朝倉未来さんのフォロワーとの相性もよいだろう。 競合もほぼゼロ、原価率もおそらく低いため、利益率が高いため、市場を独占できればニッチなマーケットでも十分儲かる。
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インフルエンサー商品が必ずしも成功するわけではない
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EC・D2Cコンサルタント、Amazon研究家、株式会社GROOVE CEO。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、新卒採用第1期生としてアマゾンジャパン合同会社に入社、出品サービス事業部にて2年間のトップセールス、同社大阪支社の立ち上げを経験。マーケティングマネージャーとしてAmazonスポンサープロダクト広告の立ち上げを経験。株式会社GROOVEおよび Amazon D2Cメーカーの株式会社AINEXTを創業。立ち上げ6年で2社合計年商50億円を達成。Youtubeチャンネル「たなけんのEC大学」を運営。紀州漆器(山家漆器店)など地方の伝統工芸の再生や、老舗刃物メーカー(貝印)のEC進出支援にも積極的に取り組む。幼少期からの鉄道好きの延長で月10日以上は日本全国を旅している

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