更新日:2023年08月24日 22:53
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指原莉乃と篠田麻里子、元AKBで分かれた明暗。プロデュース商品を“爆売れ”させる秘訣

インフルエンサー商品が必ずしも成功するわけではない

このようなタトゥー隠しの商品のことを、業界ではニーズの逆でシーズ型商品と呼ぶことがある。 シーズ型商品とは、まだ市場に決まった顕在需要がなく、これから市場を拡大して需要を生み出す商品のことで、広告費がかかる特徴を持つ。 しかし、彼のタトゥー隠しは、この本来かかるであろう広告費を本人が営業マンとしてYouTube内で宣伝することで、商品を宣伝するメディア機能と、商品開発までの過程を見せることで需要を喚起するコンテンツマーケティング機能を備えている。 つまり、多くのインフルエンサープロデュース商品と違い、朝倉未来さんが売ることで市場創造とさらに高い需要を生み出しているのだ。 ここまでお読みいただけば、インフルエンサー商品が必ずしも成功するわけではないこと、そしてヒット商品を生み出すためには市場のニーズに応えなければならないことがおわかりいただけたのではないだろうか。 <TEXT/田中謙伍>
EC・D2Cコンサルタント、Amazon研究家、株式会社GROOVE CEO。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、新卒採用第1期生としてアマゾンジャパン合同会社に入社、出品サービス事業部にて2年間のトップセールス、同社大阪支社の立ち上げを経験。マーケティングマネージャーとしてAmazonスポンサープロダクト広告の立ち上げを経験。株式会社GROOVEおよび Amazon D2Cメーカーの株式会社AINEXTを創業。立ち上げ6年で2社合計年商50億円を達成。Youtubeチャンネル「たなけんのEC大学」を運営。紀州漆器(山家漆器店)など地方の伝統工芸の再生や、老舗刃物メーカー(貝印)のEC進出支援にも積極的に取り組む。幼少期からの鉄道好きの延長で月10日以上は日本全国を旅している
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