引っ越しの手伝いに同僚を呼びまくる夫に妻の悲鳴「出費は8万円以上、新居には傷が」
お金の管理や絶対的な決定権などを、どちらか一方が握っている。そんな夫婦も多いようだが、その場合は相手に対して最大限の配慮が不可欠といえるだろう。今回は、配慮の足りない夫に振り回された平城夕子さん(仮名・33歳)に話を聞いた。
夫のFさん(35歳)は頼りがいもあるが、何でも自分で勝手に決め、意見を曲げない人。そのせいで夕子さんは、いつも大変な目に遭っていた。たとえば、深夜までいっしょに飲んでいた仲のよい同僚や後輩を勝手に自宅に連れ帰ってくることも珍しくなかったとか。
「イラつきながらも毎回、布団や朝食の準備をしていました。ただ、Fは真面目だし働き者で浮気もしない。後輩たちの面倒見もいい彼には、尊敬できる面もたくさんありました。だからこそ、大目にみていた部分もあったのです」
機械のメンテナンスなどをおこなうFさんは給料もよかったが、出費も多かった。それでも文句を言わずにパートで支え、食費や生活費を切り詰めてやり繰りし、節約。毎月12万円ずつ貯金し、一戸建てを購入する頭金と引っ越し後の資金などを結婚5年目で準備した。
「これにはFもすごく感謝して、褒め称えてくれました。上機嫌で建売住宅を購入してからは飲みに行くのも控え、新居へ持って行くものと処分するものを分別する作業も率先してやってくれるなど、すべてが順調だったのです」
いま住んでいるマンションのものはほぼ処分し、こだわりのあるFのインテリアとわずかな荷物のみ。引っ越し額の比較なども最終段階に入って業者も決まりかけていたとき、「O(会社の同僚)が、引っ越しを手伝いたいらしくってさ」と、Fが言いはじめる。
「手伝いに来てくれるのは嬉しいけれど、心付け(お世話になった人に気持ちを示すために包む金銭など)や食事も準備しないといけないし、気を遣うし、引っ越しのときに何かが壊れたり、傷ついたりしたら、お互いに嫌な思いをするのではないかという心配がありました」
職場での面倒見がいい夫
新居への引っ越しにも同僚が…
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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